６月１７日（金）、都内・株式会社スマッシュにて記者会見が開かれ、７．１５「ＳＭＡＳＨ．１９」（後楽園ホール）で行なわれる天龍源一郎＆ＴＡＪＩＲＩ＆朱里vs.藤原喜明＆ＦＵＮＡＫＩ＆華名の一戦に出場する華名が会見に登場。タッグパートナーの藤原組長から伝言を受けたという華名は、対戦相手のＴＡＪＩＲＩに対し、藤原組長が「指、腕、足をへし折ってやる！」と制裁予告をしていたことを明かした。

　先日の会見で、過去にＴＡＪＩＲＩが行なったとされる“華名イジメ”が原因で藤原喜明が激怒しているという話をＦＵＮＡＫＩから伝え聞いたＴＡＪＩＲＩ。すぐさま、「ボクは絶対にいじめてないですよ。いろいろあったけど、華名ちゃんのことをかわいいと思っているし、プロレスラーとしても凄いって、そういう発言はしてますよ！」と全否定したが、華名に対して“賞味切れ発言”をするなど度々ちょっかいを出していたのも事実。それだけに藤原組長激怒という緊急事態は、同じプロレスラーとして藤原組長の怖ろしさを知るＴＡＪＩＲＩにとっては想定外の出来事となった。

[記事提供：ＳＭＡＳＨ]

　そんななか、この日の会見には華名がついに登場。ここぞとばかりに、ＴＡＪＩＲＩは昨年末の賞味期限切れ発言の際、怒った華名から投げつけられた黒ぶちメガネを華名本人に返却してご機嫌伺い。ところが、ＴＡＪＩＲＩからメガネを受け取った華名は不敵な笑みを浮かべると、「こちらのメガネをご覧ください！　昨年末よりわたくし、コイツからひどい言われようをされてきました。あのときに持っていかれたこのメガネこそが、動かぬ証拠と違いますでしょうか？」とアピール。ＴＡＪＩＲＩにとっては、まったくの逆効果となってしまったのだ。

　さらに、華名は前日に藤原組長と会ったことを告げると、やはり藤原組長は「俺の孫をいじめる奴は許さん！　指、腕、足をへし折ってやる！！」「ＴＡＪＩＲＩとかいう小僧は藤原組をなめてるんじゃねえのか！？」と、ＴＡＪＩＲＩに対して激怒している模様。すると、ＴＡＪＩＲＩは「いじめてるとか、大人同士でそんなのないよね？」と華名に同意を求めるも、華名はこれを完全無視。そして、黒ぶちメガネを再びＴＡＪＩＲＩに返すと、「このメガネを抱きしめてもらって、残り少ない余生をエンジョイしてください」と言い残し、会見場を去って行った。

　藤原組長から具体的な制裁予告も飛び出し、またまた顔面蒼白のＴＡＪＩＲＩは、「まあ、誤解ですから。学校じゃあるまいし、大人の社会でイジメとか。しかも、プロレス界でみんな強いじゃないですか。イジメなんかがあるわけがない。変な言い方かもしれないけど、組織ぐるみの誤解というか」と、第三者も介した藤原組長の誤解であると主張。そして、「ＦＵＮＡＫＩさんがきっとうまくやってくれると思いますよ」と語ったが、藤原組長の制裁予告がよぎったのか「指とか手足をへし折るって、そんなのヤバイじゃないですか……」と、最後は頭を抱えてしまったのであった。

　誤解だと主張するＴＡＪＩＲＩの思いとは裏腹に、藤原組長の怒りは増す一方。はたして、“関節技の鬼”を怒らせてしまったＴＡＪＩＲＩの運命はいかに……！？