【スキー】新年初戦に女子3選手が出場!アルペンスキーW杯クラニスカ・ゴラ(スロベニア)

チーム・協会

2024-25アルペンスキーW杯女子ジャイアントスラローム第4戦・スラローム第5戦

新年最初の女子W杯はスロベニア・クラニスカ・ゴラでジャイアントスラローム(GS)第4戦とスラローム(SL)第5戦が行われます。

SNOW JAPAN 日本チームは、4日のGSに石橋未樹(ガスワンスキーチーム)選手が、5日のSLには、前田知沙樹(株式会社村瀬組)選手、安藤麻(日清医療食品)選手が出場します。

先週のセンメリングGS第3戦では+4.97秒の59位で2本目に進めなかった石橋未樹選手 【写真/Giovani Auletta】

先週センメリングGS第3戦はフェデリカ・ブリニョーネ34歳が開幕戦セルデン勝利以来の今季2勝目、W杯通算29勝目を挙げました。
日本からただ一人出場した64番スタートの石橋未樹選手は、+4.97秒の59位で2本目に進めませんでした。

「センメリングでは滑りの意識を変えている最中でのレースだったので、まだ自分の滑りとしては定着していませんでしたが、その中でも攻める姿勢は貫けたと思います。クラニスカゴラまではあまり期間が空いていないので、前回の課題の克服までは至りませんが、緊張感のあるレースの中で1ターンでも多く良い滑りが出来るよう、全力で挑んでいきます。」とクラニスカ・ゴラへの意気込みを語ってくれました。

センメリングSLでは+4.71秒の44位で2本目に進めなかった前田知沙樹選手 【写真/Pier Marco Tacca】

GSの翌日に行われたSL第4戦は、クロアチアの20歳新鋭、ズリンカ・ルツティック選手が自身W杯SL37レース目で初優勝を遂げました。
自身W杯で最も若いビブナンバー、45番でスタートした前田知沙樹選手でしたが、ズリンカ選手に+4.71秒の44位で2本目に進めませんでした。

「センメリングでは前半にミスが多く出てしまい、途中でリズムを取り戻しましたが、攻めきれないところが多かったと思います。技術的にはヘアピンやストレートの抜け方、ターンのタイミング、強い角(かど)を出して滑ることを意識しています。クラニスカゴラは苦手ではないと思っているので、前半からリズムを掴む中で攻め切りたいです。」と攻略ポイントを話します。

「W杯復帰戦」となったセンメリングSL第4戦は1本目途中棄権に終わりました。 【写真/Pier Marco Tacca】

昨年正月の練習で左足首骨折の怪我を負い、戦線離脱していたエース、安藤麻選手はセンメリングSL第4戦からW杯に復帰しましたが、コース前半で途中棄権に終わりました。

「骨折した所はもう痛みも無く、怪我をする前と全く変わらない感覚で滑る事ができている」と語っていますので、過去、2018年に23位、2020年に25位となっている験の良いクラニスカ・ゴラで2025年の好スタートを切って欲しいところです。

なお、センメリングに出場していた渡邉愛蓮(東海大学)選手は、週明けのスイスでのヨーロッパカップSL出場を選択した為、今回のクラニスカ・ゴラには出場しません。


文:田中慎一
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著者プロフィール

公益財団法人全日本スキー連盟は、日本におけるスキー・スノーボード競技を統括すると同時に、普及・振興の役割も担う競技団体。設立は1925年、2025年には設立100周年を迎える。スキージャンプ、ノルディック複合、クロスカントリー、アルペン、フリースタイル、スノーボードの6競技において、世界で戦う選手たち「SNOW JAPAN」の情報や、FIS(国際スキー・スノーボード連盟)ワールドカップなどの大会情報をお届けします。

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