ケルンの槙野は出番なし「今は苦しい時期」=ブンデスリーガ第31節 日本人選手の通信簿
ボルフスブルクが残留へ大きな勝ち点3を獲得
後半途中から出場し、与えられた守備での課題をしっかりとこなした長谷部 【Bongarts/Getty Images】
試合は、ホームのボルフスブルクが攻守にアグレッシブなプレーを見せて、序盤からペースをつかむ。ようやく実力を発揮しつつあるFWマンジュキッチの2ゴールもあり、前半を2−1で折り返すと、後半13分にはデヤガガが追加点を奪い、3−1とリードを奪った。
後半途中から右MFとして出場した長谷部は、初めこそミスを犯す場面もあったが、疲れから守備が甘くなっていたチームに運動量をもたらした。後半26分にはCKからボレーシュートを放つが、相手DFのブロックに遭う。後半30分ごろからは左MFへポジションチェンジし、与えられた守備での課題をしっかりとこなした。
後半43分にも追加点を奪ったボルフスブルクは、マガト監督就任後、初めて勝ち点3を獲得。自動残留に向けて、望みをつないだ。一方、一時は楽々と残留を決めると見られていたケルンは、再び残留争いに巻き込まれることになった。
「勝てたことが一番良かった」
――4−1の快勝という結果については?
内容どうこうというよりも、勝てたことが一番良かったですね。ケルンもここ最近、良くなかったので。相手の守備にも助けられた。
――途中から右MFから左MFにポジションが変わった理由は?
相手の右サイド、うちの左サイドから完全に崩されていたので。アシェ(左MFのデヤガ)が結構疲れて(守備での貢献度が下がって)いたから、向こうのサイドに行った。
――この試合でセカンドボールをしっかりと拾えていた理由は?
気持ちの部分が大きいんじゃないですか。前に、前に、って行って、セカンドボールを拾おうという気持ちがあるから、そうなったと思う。(入れ替え戦に回らずに自動残留を決めるためには)今日の試合では、みんなが引き分けではダメ、勝たなければダメという気持ちだった。そういう強い気持ちでやれたのが良かったと思います。
「今は苦しい時期だと思う」
――今日の試合について
また、大敗してしまいました。
――自身の状態については?
今週も先週もそうですけど、自分としてのコンディションはすごく良いので、このままやっていければいいのかなと思います。ただ、チームも大敗していますし、チャンスが来ないので、自分自身もすごく……今は苦しい時期かなと思います。
――シーズンは残り3試合。現在のシェーファー監督は今季限りでの退任が決まりましたが、その中で何を心掛けていく?
試合に出るというところは、もちろん目標にしてやっていますけど、とりあえず一生懸命やることですね。最後まで気を抜かずに。それに尽きると思います。