嵐呼ぶマスクマン、ブラックタイガーが初代タイガーに牙をむいた!

安田拡了

鈴木みのるが三冠王者の貫禄を見せつける!

3冠王者のみのる(上)がスーパー・タイガーを従え、2大会ぶりに登場する 【神谷繁美】

<第4試合 タッグマッチ>
鈴木みのる(三冠王者/パンクラスMISSION)、スーパー・タイガー(RJPW)vs.石川雄規(バトラーツ)、長井満也(ドラディション)

 鈴木みのるが、スーパー・タイガーを従えて登場する。相手はお馴染みの石川雄規、長井満也組だ。
 もちろん全員がストロングプロレスの権化で脂が乗り切っている。ことに鈴木は現在の日本のプロレス界の中心人物と言っていい。
「プロレスしている時が一番楽しい。試合がない日はつまらない」
「一瞬一瞬、大事にプロレスをしようと思っている。ああ、面白かったと言わせたい」
 ありきたりだが、鈴木が言うと非常に重く感じるのは鈴木というプロレスラーの貫禄。

 鈴木は三冠王者に返り咲いたばかり。時代が鈴木を求めているということだと思う。
 そこのところをキャリアを積んできた石川や長井がわからないわけがない。時代が鈴木を三冠王者にしたのなら、その鈴木を味わってやろうと思っているはずだ。
 これまで石川は何度も鈴木と対戦してきて、鈴木に対して感情のひだひだも人一倍深い。個人的には鈴木vs.石川対決が興味をそそる。

IJベルト初防衛戦は折原への挑発!?

シャークはHIROKIの挑戦を受けるが、強い王者ぶりを折原に見せつける試合となるのか 【t.SAKUMA】

<第3試合 インターナショナルジュニアヘビー級(IJ)選手権試合 シングルマッチ>
[王者]タイガー・シャーク(RJPW)vs.[挑戦者]HIROKI(フリー)

 天龍プロジェクト6.9新宿FACE大会で望月からIJ(インターナショナルジュニア)ベルトを奪取したタイガー・シャークが初防衛戦をHIROKIと行なうことになった。
「HIROKIが挑戦に名乗りをあげてきたから受けてやった。王者になっても守りの王者じゃない。積極的に攻める。もう1回、折原でもいいぞ。いまは負ける気がしない」
 いったい、タイガー・シャークは何が目的で昨年、折原を裏切ったのだろうか。
 はっきりとしたものが、いまだに見えてこない。ただ前大会でアレクサンダー大塚のレジェンド・ベルトに挑戦アピールをしていたところを見ると、一人のレスラーとして王者になりたかったことは確か。そのために折原のリアルダークから離れる必要があったのかも。
「もう1回、折原でもいいぞ」と、折原の名前が口を突いて出てしまったのは、3.18後楽園での一騎打ちの敗北がいまだに屈辱として頭に残っているのだろう。
 HIROKIの挑戦を受けたのは強い王者ぶりを折原に見せつけるためと思うしかない。この試合、折原への挑発である。

新生リアルダークが始動

ケンドーナガサキ(中央)を加え、新生リアルダークが始動 【t.SAKUMA】

<第2試合 6人タッグマッチ>
アレクサンダー大塚(第3代レジェンド王者/AODC)、グラン浜田(フリー)、斎藤彰文(RJPW)
vs.折原昌夫(メビウス)、ブラック・シャドー(RJPW)、ケンドーナカザキ(RJPW)

 引っかき回す「リアルダーク」がケンドーナカザキを新メンバーに加えてスタートする。その意味でアレクサンダー大塚、グラン浜田、斎藤彰文組はふさわしい相手かもしれない。
 グラン浜田に関しては、何度もリアルダークにいたぶられている過去があり、リアルダーク対決と聞いたグラン浜田のボルテージは上がる一方。
またアレクサンダー大塚は、「白いベルト(アレクの巻いているレジェンドベルト)には興味ない」と侮辱している折原に対して、王者の貫禄を見せつけたいところだ。

スーパー・ライダーが若手に“ストロングスタイル伝承マッチ”敢行

前回大会ではスーパー・ライダー(左)に敗れた間下が一騎打ちでリベンジを狙う 【t.SAKUMA】

<第1試合 シングルマッチ>
スーパー・ライダー(RJPW)vs.間下隼人(RJPW)

 5周年記念大会のオープニングを飾る第一試合は、スーパー・ライダーと若手の間下隼人との一騎打ち。前大会ではタッグ対決しており、間下はライバルの斎藤とやりあっているところを足を掬われるような形で、スーパー・ライダーに攻め込まれ、3カウントを喫した。したがって、間下の屈辱戦となる。気迫勝負だ。シューティング初代王者と噂されるスーパー・ライダーが、ストロングスタイルの真髄を若手に教える伝承マッチとなりそうだ。

リアルジャパンプロレス5周年記念興行「BRAVE of LEGEND〜伝説の勇者達〜」

6月17日(木)東京・後楽園ホール 開場17:30 開始18:30

<メーンイベント シングルマッチ 30分1本勝負>
“伝説の虎”初代タイガーマスク(RJPW)
“暗闇の虎”ブラック・タイガー

<セミファイナル 6人タッグマッチ 30分1本勝負>
天龍源一郎(天龍PROJECT)、藤波辰爾(ドラディション)、ウルティモ・ドラゴン(闘龍門MEXICO)
長州力(リキプロ)、ザ・グレート・サスケ(みちのくプロレス)、関本大介(大日本プロレス)

<第4試合 タッグマッチ 30分1本勝負>
鈴木みのる(三冠王者/パンクラスMISSION)、スーパー・タイガー(RJPW)
石川雄規(バトラーツ)、長井満也(ドラディション)

<第3試合 インターナショナルジュニアヘビー級(IJ)選手権試合 シングルマッチ 60分1本勝負>
[王者]タイガー・シャーク(RJPW)
[挑戦者]HIROKI(フリー)

<第2試合 6人タッグマッチ 30分1本勝負>
アレクサンダー大塚(第3代レジェンド王者/AODC)、グラン浜田(フリー)、斎藤彰文(RJPW)
折原昌夫(メビウス)、ブラック・シャドー(フリー)、ケンドーナカザキ(RJPW)

<第1試合 シングルマッチ 30分1本勝負>
スーパー・ライダー(RJPW)
間下隼人(RJPW)

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