シャウブがマジソン撃破、ベスト4に進出=第10週
ジョン・マジソン(左)にブランダン・シャウブ(右)が勝利し準決勝へ進出した 【UFC公式モバイル】
まずは頭痛で病院にも運ばれたミトリオンの症状から。スコット・ジュンクとの戦いで負った影響がまだ残り100%ではないようだ。ファイターの言葉を全て鵜呑みにはできないコーチ陣は、医師の診断を判断基準とすることを決めた。
ミトリオンと対戦予定のジェイムス・マックスウィーニーは、この騒動に苛立ちを隠せない。スコット・ジュンクも「ジェイムスは未だに誰に備えるべきかわからない状況で気の毒だ」と話す。
今週のカードはシャウブvsマジソン
ミトリオンの周辺でドラマが繰り広げられるが、今週のカードはブランダン・シャウブvsジョン・マジソン。コーチ・ラシャドは、チーム内で差別があってはならないと、コーチとしての口出しは全て自粛し、ファイターはそれぞれ独自に調整を進めていた。
続いてTUF恒例のコーチズ・チャレンジが開催された。種目はビーチバレー、ランペイジとコーチのティキ・グーセン対、ラシャドとマイク・ヴァン・アースデイルによる1万ドルを賭けた2対2の戦いだ。そして勝者チームのファイターには各々に1500ドルのボーナスが与えられるとだけあって、両軍から大きな声援が響く。
第1セットを15−8とチーム・ランペイジが手にすると、第2セットはチーム・ラシャドが15−10で奪取。勝負の第3セットは、接戦の末15−13でチーム・ラシャドが勝利を手にし、歓喜に沸いた。
ミトリオンの出場可否は翌日発表
「もしファイトがしたいというなら、ここに来た意味を忘れるな。この中にはアメフトや他のスポーツをやってきたやつもいるだろ。100%じゃない状況でも戦わなければならないと教えられてきたかもしれない。しかし、この舞台ではファイターを無理矢理戦わせることは絶対にしない。怪我をしてるやつを戦わせる気もない。戦いたくないやつを戦わせる気もない」
シャウブとマジソンは、ダナの言葉を裏切らない万全の状態で試合を迎えた。試合開始、いきなりマジソンがテイクダウンを奪うと、そのままパウンドを狙う。シャウブはここを見事に守り抜き、レフェリーによりスタンドからの再スタートが指示された。
マジソンは再度テイクダウンを狙うが、シャウブはこれを振り切り、スタンドでのボディーパンチでポイントを稼ぐ。しかし再度テイクダウンを取られると、サイドでマジソンが1R終了までコントロールした。
1Rを奪われたシャウブは、逆転を狙い気合いの登場。2度テイクダウンを狙うマジソンを耐えると、ここでシャウブの右がマジソンの顎を捉えた。これでKO、シャウブが準決勝進出を果たした。
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