チーム・ラシャドが連勝、追いつめられたランペイジ=TUFシーズン10 第2週
マックスウィーニ(右)がシヴァースを破り、チーム・ラシャドが2連勝 【UFC公式モバイル】
迎えた第2週。「16人集まって、とんでもないことが起こりそうだが、俺はアルティメットファイターになるためにここにきた」と語るキンボ・スライスに対し、嫌悪感を示す、元IFL世界ヘビー級王者ロイ・ネルソンは「話題になるなら、俺がキンボとやってやる」と意気込んだ。
2戦目はマックスウィーニvs.シヴァースに決定
「キンボは覚えるのが早く、ハングリーだし、教えがいがある」というランペイジ。練習後に「お疲れさま、キンボ・スライス」と声をかけると、キンボも「ありがとう、ランペイジ・ジャクソン」と敬意を持って言葉を交わした。
一方のチーム・ラシャドは、練習中にもかかわらず、大きなあくびをしたりと、ネルソンのモチベーションが低い。ラシャドは「経験があるのは分かるが、リスペクトは必要だ」と、ロイを呼び出し、言い聞かせるも、「俺はこの世界には長くいる。(ラシャド&コーチ陣よりも)長いくらいだ」と言い返すネルソンに、ラシャドは「人の指導を聞く必要はある」と諭した。
2戦目まで、マッチメイクができる権利を持ったランペイジは、チーム・ラシャド1位指名のジェイムス・マックスウィーニーと、元NFLプレイヤーの一人ウェズ・シヴァースをアナウンス。ランペイジは「とにかく、ラシャドの1位指名をつぶしたかった」と個人的な感情を爆発させると、試合を前に、またしても言い合いを始めるラシャドとランペンジ。ランペイジは「(練習場)交代の時間だ。5分過ぎてる」と難癖を付け、ラシャドは「こんな話しをしている間にも時間は過ぎてくぞ」と返すのだった。
チーム・ラシャドが連勝、第3戦はいよいよキンボ登場
だが、スタンドに戻ると、早くも疲労の色が見えるシヴァース。マックスウィーニーがロー、ミドルを繰り出したところで、シヴァースの蹴りが急所を直撃し、このインターバルで少なからず回復を見せたシヴァースだったが、次のテークダウンアテンプトを封じたマックスウィーニーが左右のローを叩き込む。
消耗度が激しく、徐々に手数が少なくなっていく両者。2Rも、シヴァースは勢いに任せ、一気にテークダウンを狙っていくも、マックスウィーニーはこれをいなし、スタンドでローを蹴っていく。
ここで、その蹴り足を取ったシヴァースがマックスウィーニーを再び寝かすことに成功すると、ハーフからマックスウィーニーの腕を取り、これが失敗してもマウントからパウンド、背を向けたマックスウィーニーへチョークを仕掛けていった。
しかし、上を取り返したマックスウィーニーがスタンドへ戻ると、シヴァースは手をヒザに付き、疲労困憊(こんぱい)の状態に。最後は、同じようにスタミナをロスしながらも、離れては近づいてローを蹴っていったマックスウィーニーが2−0の判定で勝利を挙げ、チーム・ラシャドが2連勝を達成した。
そして、次のシーンでは、マッチメイク権を得たラシャドが、狙いすましたようにロイ・ネルソン×キンボ・スライスの試合をアナウンス。ダナ・ホワイトは「キンボにはKOする力はあるが、総合的にはネルソンが上だ。キンボには真のテストになる」と見解を示し、いよいよキンボが試合に臨む第3週を煽った。
- 前へ
- 1
- 次へ
1/1ページ