【TUF9】メインは超絶ベストバウト、シーズン9は英国勢が両階級で優勝
終わってみればウィルクスの快勝となったウェルター級決勝戦。三角、オモプラッタなど流れるような仕掛けを披露した 【ZUFFA】
米SpikeTVにおけるリアリティショー=TUFシーズン9、全12週のサバイバルレースを勝ちぬき決勝戦へと駒を進めたのは、ウェルター級が南カリフォルニア在住の英国人ジェイムス・ウィルクスとチームUSAのダマルケス・ジョンソン。ライト級がチームUK対決となった、ロス・ピアソンとアンドレ・ウィナーの二人だ。
前シーズンに比べれば、やや低調に終わった感もあるシーズン9だが、ウェルター級決勝では、ウィルクスが絡みつくような寝技で最後はジョンソンからチョークで一本勝ち。ライト級決勝では、インパクトこそ欠いたもののピアソンがウィナーを判定で下し、それぞれズッファとの高額契約を実現させた。
優勝したピアソン。この勝利は、激化するライト級サバイバルマッチへ足を踏み入れた最初の一歩でもある 【ZUFFA】
だが、ここからがグイダの本領発揮となった。2Rから息を吹き返し、テイクダウンで反撃。パウンド&エルボーを放ちながら、トップキープでポイントを奪い返すと、3Rにはディエゴも下から積極的な仕掛けをみせ、互角の展開に。注目の裁定は、2−1でディエゴの手が掲げられたが、勝ったディエゴは、「彼はマシーン、アニマルだ」とグイダを称した。
その他にも、見逃せないライト級戦、TUFシーズン2優勝者ジョー・スティーブンソンとTUFシーズン5優勝者ネイト・ディアズの一戦では、最高峰のグラップリングウォーが繰り広げられ、最後はスティーブンソンが判定勝利。一昨年、薬物所持により逮捕され、人生の出直しを誓うメルヴィン・ギラードは、ブラジルの古豪グレイソン・チバウから価値ある判定勝利を挙げた。
<第10試合 ライト級/5分3R>
○ディエゴ・サンチェス(米国)
(3R終了判定)
●クレイ・グイダ(米国)
<第9試合 TUF9ウェルター級決勝戦/5分3R>
○ジェイムス・ウィルクス(英国)
(1R4分54秒 リアネイキドチョーク)
●ダマルケス・ジョンソン(米国)
<第8試合 ウェルター級/5分3R>
●ケビン・バーンズ(米国)
(3R終了判定)
○クリス・ライトル(米国)
<第7試合 TUF9ライト級決勝戦/5分3R>
○ロス・ピアソン(英国)
(3R終了判定)
●アンドレ・ウィナー(英国)
<第6試合 ライト級/5分3R>
○ジョー・スティーブンソン(米国)
(3R終了判定)
●ネイト・ディアズ(米国)
<第5試合 ライト級/5分3R>
○グレイソン・チバウ(ブラジル)
(3R終了判定)
●メルヴィン・ギラード(米国)
<第4試合 ウェルター級/5分3R>
○ブラッド・ブラックバーン(米国)
(3R終了判定)
●エドガー・ガルシア(米国)
<第3試合 ライトヘビー級/5分3R>
○トーマツ・デューエル(ポーランド)
(1R4分48秒 TKO)
●マイク・シエスノレビッチ(米国)
<第2試合 ウェルター級/5分3R>
○ニック・オシベチェック(英国)
(1R3分40秒 リアネイキドチョーク)
●フランク・レスター(米国)
<第1試合 ライト級/5分3R>
○ジェイソン・デント(米国)
(1R4分46秒 アナコンダチョーク)
●キャメロン・ダラー(米国)
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