【TUFシーズン9 第5週】白星献上の米国チームに亀裂!?
バラバラのチームUSA
3連敗は許されない状況下で、ダマスケス・ジョンソンがついに米国にうれしい初勝利をもたらした 【photo by ZUFFA】
「皆、それぞれが自分勝手な理由があって、ここにいる。おれたちはチームじゃない」とダマルケス・ジョンソン。そんなチームUSA勢の和からジェイソン・ピアスが離れる。「僕は33歳なんだ。あの18歳のような会話にはついていけない。どちらかといえば、英国チームの皆のほうが人間として成熟していて、彼らとのほうが友人になれそうだ」と、ピアスは言う。
一丸となるチームUK、バラバラのチームUSAという状況のなか、マイケル・ビスピンの選択により英国からアンドレ・ウィナー、米国からはサンティノ・デフランコが指名を受け対抗戦2試合目の顔合わせが決定した。
「テークダウンして勝てる」とダン・ヘンダーソンは自信をうかがわせるが、トレーニングセッションではウィナーが、ビスピンをテークダウンし、チーム全体がさらに盛り上がる英国勢だった。
待望の初勝利
基本はカウンター狙いで待ちの姿勢のウィナーに対し、テークダウンから引き込んだデフランコは、ラバーガードを見せるが、立ち上がられ、そのままの姿勢でパウンドを受けてしまう。
一連のパウンド攻撃で動きが止まり、背中を向けたデフランコに対し、レフェリーが試合をストップ。チームUKが連勝を飾った。
2連敗という状況に、さすがのダン・ヘンも悠長に構えていられなくなり、「勝つための選択をする」と、チームの全員をハウスの外に呼び出す。ここでも血気盛んなジョンソンとダラーが暴走気味の態度で、「お前は仲良しのデイヴィッド・フォルクナーと戦え」とピアスに詰めよるが、乗れない彼は積極的な言動を取らない。「とにかく勝利が必要なんだ」――、ダン・ヘンはジョンソンを指名し、対戦相手はディーン・アマシンガーとなった。
「やつがリマッチすら望まなくなるような勝ち方を見せる」とオクタゴンに入ったジョンソンは、アマジンガーにテークダウンを許すが、ハイガードに移行する。そのまま三角絞めを決めたジョンソンが、待望の初勝利をチームUSAにもたらした。チームUKの初黒星、なぜかコーチのビスピンはこの試合に姿を現さなかった。
<チームUSA>
・ウェルター級
ジェイソン・ピアス
ダマルケス・ジョンソン
フランキー・レスター
・ライト級
リッチー・ウィトソン
キャメル・ダラー
ジェイソン・デント
<チームUK>
・ウェルター級
デイヴィッド・フォルクナー
ニック・オシピチェック
ジェイムス・ウィルクス
・ライト級
ロス・ピアソン
マーティン・ステイプレトン
ジェフ・ローソン
アンドレ・ウィナー
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