プロレス界一の美女タッグ―風香&長野美香に独占インタビュー
風香(左)&長野美香、プロレス界ナンバーワン美女タッグ誕生! 【スポーツナビ】
緊張のデビュー戦まで残りわずかと迫った夏真っ盛りの8月某日、スポーツナビでは初登場となる長野、そしてこちらはすっかりレギュラー化(?)してきた風香に独占インタビュー。長野のプロレスデビューのきっかけ、現在の練習状況、そして風香への大胆な“告白”などなど、タップリと迫ってみました。
女子プロレス人気復興の起爆剤となり得るこの美女タッグ。このインタビューを読んで、8月23日は後楽園に応援に行こう!
美女格闘家・長野美香、待望の初登場!
スポーツナビ初登場の長野美香さんです! 【スポーツナビ】
長野 あ、えっと、あんまりパソコンとかインターネット自体をやらないので……、すみません。
――あぁ、いえいえ、謝らないでくださいねぇ〜。まあ、そういうサイトがあって……ちょっと待っててくださいね。今、ノートPC持ってきます。風香さんと2人でなんかテキトーにおしゃべりしててください。
(3分後)
――お待たせしました。
風香 今、2人で話がすごい盛り上がってたところなんですよ〜。
――あ、そうなんですか? どんな話を?
風香 それは内緒です。女の子だけの秘密です(笑)。
――いわゆるガールズトークっていうやつですね。僕にもこっそり教えてくれたっていいじゃないですか。
風香 ダメです! ねぇ?
長野 アハハハハ(笑)
――まあ、いいや。で、これなんですが、スポーツナビ。ここに格闘技のページがあって、長野さんの過去のジュエルスの試合の経過や写真なんかが見れるというわけです。
長野 へぇ〜。すごい。
――これからも長野さんが試合したり、会見とか出たりしたら、こうやってジャンジャン掲載していきますので。スポーツナビは全力で長野さんを応援していきますので。オグシオよりも長野美香!
長野 本当ですか? ありがとうございます(笑)
風香 それって、個人的に長野さんのファンだからじゃないですか? 前から「長野美香ちゃんっていう、すごいかわいい格闘家がいる」って、ずーっと言ってたんですよ。で、「今度つれてきてよ」って。
――いや……そういうことを本人を前にしてバラしちゃうのもどうかと思うんですが……。すみません、セクハラとか言わないでくださいね。
長野 いえいえ、そんな。大丈夫です(笑)。でも、そう言ってもらえて、ありがとうございます。
プロレスデビューのきっかけは?
意外なトーク術を披露した長野(右)に、風香もやられた!? 【スポーツナビ】
風香 はい、今度、8月23日のアイスリボン後楽園大会でタッグを組んでプロレスをすることになりました。
――いやあ、長野さんがプロレスってびっくりですよね。で、風香さんにもせっかく来ていただいたのに申し訳ないんですが、今日は長野さんに聞きたいことだらけで、風香さんのしゃべる時間が短くなるかも……
風香 大丈夫です。ちゃんと合いの手を打ったり、チャチャ入れたりしますから。
――「へぇ〜」とか「そうなんや〜」とか「なんでやねん!」の3つぐらいね。
風香 はい、頑張ります!
長野 アハハハハ(笑)。
――で、長野さんはなんでまたプロレスに?
長野 はい。4月にグラップリングの大会に出たんですが、その会場がたまたまアイスリボンがいつも大会を開催している会場だったんです。埼玉の。
それで試合のあとにアイスリボンの社長とリバーサルの磯部長とたまたまプロレスのことを話す機会があって、それから1カ月後くらいに正式にプロレス参戦についてのお誘いを受けました。そこが始まりですね。
私ももともとプロレスに興味があって、4月にアイスリボンの社長や磯部長と話したときも「興味ある」って言いましたし、それで正式にやってみないかって誘われたんだと思います。それで私も「やりたいな」って思って、プロレスの試合に出ることに決めました。
――へぇ〜。そんな経緯があったんですね。もともとプロレスに興味があったということですが、それは小さい頃から?
長野 えっと、そうですね、はい。小さい頃から興味ありました。あと、総合の練習をしているときも、練習が終わったあとにみんなが、プロレスごっこじゃないですけど、そうやってプロレスの技とかをやっているのを見て、すごく楽しそうだったし、やったら楽しいんだろうなって。
――小さい頃に見てたプロレスで何か覚えているのってありますか? テレビで見たとか。
長野 小さい頃は、友だちと会場とかにも見に行ったりしました。小さい頃って言っても、学生の時なんですけど。
――お! 会場に! それは何学生の頃ですか?
長野 あの……大学生です(笑)。
――え!? 大学生!? 全然小さい頃じゃないじゃないですか。それってつい最近じゃないですか(笑)
風香 アハハハハ(笑)
――風香さん、長野さんってこんなかわいらしい顔して、その実、なかなかのトークの腕を持ってますよ。
風香 私も負けないように頑張ります!
長野 すみません(笑)
――で、えーっと、その会場に見に行ったプロレスでなにか覚えている試合とかありますか?
長野 そのときは愛知県にいたんですけど、豊田真奈美さんの試合を覚えています。豊田さんの試合を見て、面白いなぁって。あと、東京に来てからはハッスルとかZERO1とかも何度か見に行ったことがあります。
――へぇ〜。豊田真奈美、ハッスル、ZERO1ですか。そういえばさっき、総合の練習のあととかにプロレスの技をかけたりするのを見てて、と言っていましたけど、大学時代に同じように吉田沙保里さんにプロレスの技をかけたりとかは?
長野 あ、それはなかったですね。プロレスごっこはしてないです。
風香 え? ちょっと待ってください。同じ大学でかぶっているんですか?
長野 はい。吉田さんが学年で1コ上です。
風香 えー! すごい! 知らなかった……。
――そうなんですよ。長野さんってすごいんですよ。知らなかったんですか?
風香 そんなすごい大学に行ってるなんて、知りませんでした。だって普通、「すごくかわいくて強い」って言われている選手って、「強い」のハードルが実は低かったりするじゃないですか。まさか、そんなすごい選手だとは……。
長野 あ、でも、全然ピンキリなんで(笑)
中京女子大レスリング部出身、クイーンズカップ4位
実はアマチュアレスリングですごい実績持ってるんです 【スポーツナビ】
長野 はい。えーっと……
――って、いきなり振られても困っちゃいますね。ではこちらから色々と聞いていきますね。長野さんがレスリングを始めたのはいつからですか?
長野 小学4年生からです。
風香 へぇ〜、すごい……
――始めたきっかけは何だったんですか?
長野 近所の人に誘われて、ですね。
――近所の人に誘われて……って、でもレスリングって、近所に人に誘われたから「じゃあ」って簡単に始められるスポーツでもないような……
長野 あ(笑)、ウチの母親がレスリングをやらせたかったみたいで。でも、私はその時レスリングってもの自体を知らなくて、最初は勝手に「着替えて、さあ、行こう」って、道場に連れて行かれました。それで何をするかも知らないまま「じゃあ、やってみようか」って(笑)。
――ええっ、じゃあ、もういきなりだったんですね。
長野 はい。
――本当はピアノとかやりたかったのに……とか?
長野 なんでレスリングなんだろう、って(笑)
――でも、そんな感じで始めて、ずっとレスリングを続けてこられたのは? 辞めるに辞められなかったとか、それとも実際にやり始めたら楽しいと思うようになったとか。
長野 中学校くらいまではやらされている感があったんですけど、親から「続けていればいいことあるから」って口説き文句を言われて(笑)、それでレスリングをやっていました。でも、高校くらいからは自分でも楽しくなってきて、はい。
――それで、大学はあの中京女子大学へ進むわけですね。さっきもちょっと話で出ましたけど、吉田沙保里さんとか伊調姉妹とかとは学年でいうと、どんな関係になりますか?
長野 はい。吉田さんが1コ上で、千春が同学年で、馨が1コ下です。でも、千春さんは2コ年上で、もともと東洋大学にいたんですけど、女子レスリングがオリンピックの正式種目になるということで中京女子大に移ってきて、同学年になりました。
――それはまたすごいところに囲まれていたんですねぇ。年齢だけでいうと、後の金メダリストに挟まれちゃっていたんですね。で、大学時代で一番良かった成績というと?
長野 大学1年の時に、女子の全日本大会でクイーンズカップという大会があるんですが、そこで4位でした。階級は55キロ級です。
――全日本大会で4位! すごい! あれ、でも55キロ級というと吉田沙保里も55キロ級ですよね?
長野 はい。その時の優勝が吉田さんで、準優勝が山本聖子さん。私は準決勝で聖子さんに負けてしまいました。
風香 へぇ〜。本当にすごい……
――風香さん、ひょっとしてビビってませんか?
風香 はい、ビビってます……
――これから下手なこと言うと長野さんにシバかれますよ。もうビッシビシ、シバいてやってくださいね。
風香 お手柔らかにお願いします。
長野 いえいえ、そんなことしないので大丈夫です(笑)
――(笑)。で、その後に総合格闘技を始めたのはいつぐらいですか?
長野 ちょうど3年前ですね。
――何かきっかけがあったんですか?
長野 1日体験をして、そのときはまったくの初めてだったんですけど、面白くて「やってみたいな」って思って。
――へぇー。えっと、デビュー戦はいつでしたっけ? フジメグ(藤井惠)戦ですよね?
長野 あ、その前にグラップリングだけの試合でデビューして、総合ルールでは藤井さんがデビュー戦の相手でした。格闘技を始めて1年後の3月にグラップリングの試合でデビューして、その年の12月に総合のデビュー戦でした。
――で、今に至る、というわけですね
長野 はい。