【DEEP】初代王者・今成がフェザー級王者返り咲き 大塚はまさかの相手失踪でWSOF王座戴冠
40歳にして新王者に返り咲いた初代DEEPフェザー級王者・今成 【写真:中原義史】
得意の足関を封じられ打撃で逆転
【写真:中原義史】
このまま長倉が判定勝利かと思われたが、今成が3R開始直後に跳び蹴りを放ってヒット。これにフラついた長倉を今成はさらにパンチで襲ってKO寸前まで追い込む。何とか組みつきこらえた長倉はテイクダウンしてこのピンチをしのぎ、スタンドに戻ると再び右ロー、左ジャブ、右クロスと今成を攻めて終了。
40歳にして再びベルトを手に
【写真:中原義史】
試合後マイクを渡された今成は、「最初に獲ったベルトで思い出深かったので、また巻けたらうれしいなと思っていました」と、今成らしく淡々とその喜びを飾った。
無傷の戴冠でRIZIN出場アピール
WSOF−GC王座決定戦に出場予定であったフェルナンド・ヴィエイラが体重超過で失踪したため大塚隆史が新王者として認定を受けた 【写真:中原義史】
しかしバンタム級王座決定戦に出場予定であったブラジルのフェルナンド・ヴィエイラが計量で3.3kgの体重超過を犯し、再計量時には姿を見せず失踪。試合は中止となり、ヴィエイラと対戦予定であった大塚隆史が計量をクリアしたことから王者として認定を受けた。
試合中止の代わりに憂流迦が登場
大塚の試合中止を受けUFCで戦う佐々木憂流迦が急きょエキシビションマッチを実施 【写真:中原義史】
笑顔なき戴冠となった大塚は、「この試合のために2カ月準備してダメージもないです。RIZINに出ている軽量級の所、アーセン、才賀、全員1Rで倒せるので、榊原さん僕もいます。考えといてください」と試合中止の鬱憤を年末にぶつけるべく、ケージサイドで観戦した榊原信行RIZIN実行委員長に出場を訴えた。
王座戴冠の中村はチームメートに感謝
判定でWSOF−GCフライ級王座を戴冠した中村優作は歓喜の涙 【写真:中原義史】
前回の対戦でディグリオの強打と打たれ強さは重々承知か、中村は距離を取って右ローキック、そしてディグリオの動きが止まると踏み込んでの右、という作戦を崩さない。3Rこそディグリオのフロントチョークに捕まる場面があったが、中村はその後も自身のやることを貫き、距離を作って右ロー、左ハイ、左右ストレートと当てて終了。
49−46、49−46、48−47の判定3−0で勝利しベルトを腰に巻くと目頭を抑え、石原夜叉坊、田中路教といったチームメイトの名を上げ、「格闘技が地上波に戻ってきて、僕も含め世界に出て、世界で頑張っている選手もいるので、地上波に出ている選手以外にも目を向けてやってください」と観客にメッセージを送った。
UFC帰りの金原が貫禄TKO勝利
UFCとの契約を終え2年半ぶり参戦の金原正徳は貫禄勝利 【写真:中原義史】
試合後金原は、「もうちょっとやるかは気分次第ですけど、また戦える機会があれば応援よろしくお願いします」と語ったが、さらにその戦いが見たくなる圧倒ぶりと勝利であった。
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