【スターダム】美闘が復帰「スターダムの一員として」 紫雷&岩谷組がまさかの王座陥落
4年ぶりに復帰した美闘が大会を締めた 【スポーツナビ】
セミファイナルでは美闘陽子の復帰戦が行われ、宝城カイリと初シングルで激突。最後は宝城のダイビングエルボードロップに沈んだものの、4年のブランクを感じさせない戦いを見せた。
当時と変わらない重い蹴りを繰り出す
緊張の色も伺えたが、リングに上がってから笑顔も見られた 【スポーツナビ】
復帰戦の対戦相手は3期生の後輩であり、愛川ゆず季らと組んだ『全力女子』でユニットメンバーだった宝城。美闘が離れたスターダムの中で奮闘し、紫雷イオ、岩谷麻優と並んで「スリーダム」と呼ばれる団体の中軸にまで成長した後輩に、真っ向勝負を挑むことになった。
美闘は当時から「好きな色だから」という青を基調にしたコスチュームで入場。やや緊張の色も見られたが、名前をコールされた後に宝城と硬い握手した際には、笑顔も見られた。
強烈な蹴りを食らわせ、宝城を驚かせた 【スポーツナビ】
その後も美闘は、ミドルキック、ハイキック、かかと落とし、浴びせ蹴りなど、蹴りを中心に試合を組み立て、さらにはコブラツイストや逆片エビ固めで宝城を攻める。それでも宝城はエルボー、スピアーなどを繰り出し、さらに小橋建太さんばりのマシンガンチョップを出すと、美闘の胸元を真っ赤に染める。美闘も負けじとドロップキック、ブレーンバスター、そして得意技のドールB(二段回し蹴り)を繰り出すが、これはうまくヒットできず、その後にハイキックを追加して、宝城をリングに倒したがカウント2。
2連続のダイビングエルボードロップで決着 【スポーツナビ】
「空いてしまった4年間を埋めていければ」
スターダムの一員として頑張っていくと話す美闘 【スポーツナビ】
そして美闘は「負けて悔しい。でもやっぱり私、プロレスが好きなんだなと、ほーちゃんとやって気づきました。本当にありがとう。これからもスターダムの一員としてよろしくお願いします」と、一緒に戦っていくことを誓った。
また美闘はバックステージでも試合を振り返り「本当に4年間、リングから離れてしまって、どうなるのかすごい不安だったし、出てくるまで緊張したんですけど、宝城カイリという対戦相手で、楽しかったし、負けたのはすごく悔しいけど、私のすべてをぶつけられたと思います。今まで空いてしまった4年間を、これから埋めていければなと思います」と、ブランクはリングの上で埋めていくと話した。