【ノア】 “第3の時限爆弾”は中嶋勝彦か!? みのるに敗れたら強制的に鈴木軍入り

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中嶋は鈴木軍に完敗……

みのるが中嶋を沈め、鈴木軍が完勝 【スポーツナビ】

 プロレスリング・ノア「The Second Navig.2016」が11日、東京・後楽園ホールで開催され1053人の観衆を集めた。

 メインイベントでは、鈴木軍の“王様”鈴木みのる、GHCヘビー級王者・杉浦貴が、ノア本隊の丸藤正道、中嶋勝彦組に完勝。24日の後楽園大会ではみのるとの一騎打ち、そしてその先にある杉浦が持つGHCヘビー級王座挑戦を宣言している中嶋にとっては苦汁をなめる結果となった。

 4者がリングインし、選手コールが行われる際、みのるがマイクを奪い取ると「中嶋くん、俺を倒して杉浦のベルトに挑戦する? 何を言ってんだよ? おい丸藤くん、知っているか? 俺の仕込んだ時限爆弾は、2つじゃないんだよ。俺の仕込んだ時限爆弾は、なあ中嶋、お前だよな」と発言。これに対し中嶋は、これ以上みのるにしゃべらせないようにするために、ゴングの前に突っかかっていく。

“第3の時限爆弾”という言葉に反応した中嶋がみのるに仕掛けるが、ラフファイトはみのるが一枚上手だった 【スポーツナビ】

 中嶋は強烈な蹴りでみのるを攻めるが、次第にみのると杉浦のペースにはまり消耗させられていく。場外に連れ出されると、杉浦にイスを叩き付けられたり、みのるには会場の壁に頭を打ち付けられる。さらにリング上でも、みのるの強烈なナックルが顎付近に入り、崩れ落ちるようにマットに倒れた。杉浦の雪崩式ブレーンバスター、逆エビ固めなどを何とか返すと、エルボー合戦から、隙をついてのドラゴンスクリューで丸藤にタッチする。

 しかし丸藤が入っても流れは変わらず。みのるがレフェリーを盾に攻撃を防ぐと、無法地帯となったリング上では杉浦がイス攻撃、さらにシェルトン・X・ベンジャミンも加勢に入り、丸藤をベイダートに捉える。最後は杉浦とみのるの連携から、中嶋をゴッチ式パイルドライバーでマットに沈め、スリーカウントが入った。

中嶋は杉浦挑戦か? 鈴木軍入りか?

再びノア消滅を予告した鈴木軍 【スポーツナビ】

 試合後も中嶋への攻撃を繰り返す鈴木軍。ノア本隊のメンバーが助けに入っても、全員を蹴散らし、リング上を独占する。そして再びみのるがマイクを握る。

「中嶋、誰が誰を倒すんだよ? お前じゃ、この俺の身体に傷1つ付けることもできやしないよ。何を動揺してんだよ? “元”時限爆弾の中嶋くーん」と再び、“第3の時限爆弾”が中嶋だったかのような発言をする。
 そしていったん客席からのブーイングを静まらせると、「俺たちの新しい力、金丸(義信)、杉浦。この新しい2人が入ったんだよ。そろそろやろうか。あれを。3月27日、後楽園ホールで『We are SUZUKIGUN 2』」と第2回鈴木軍興行の開催を発表。そして「俺たち鈴木軍、イチバーン!」で大会を締めた。

 控室に戻ったみのるは、再び中嶋への忠告を繰り返す。
「誰を倒すんだよ? 誰を倒して杉浦とやろうってんだよ? 誰を倒してチャンピオンシップをやるかってんだよ。チャンピオンの前に立っているのは、王様だぞ。なんでてめえだけが、勝手に条件出してんだ? 勝手に条件出してんじゃねえよ」と、中嶋がみのるに勝ったら杉浦に挑戦するということが一方的だと言い出す。そして、逆に条件を付けると話すと、「もし、1億万分の1、俺が負けることがあったら、杉浦が相手をしてやるよ。その代わりにな、中嶋、てめえが負けたら、鈴木軍に来い。一番下っ端な。なあ、中嶋くん、何を知らばっくれてんだよ。噂の3番目のくせに、知らん顔すんなよ。中嶋くん。もういいよ、そんな演技はさ」と、次回のシングルマッチで中嶋が負けたら、強制的に鈴木軍入りになるという条件を付けた。

 そして「新しい道は力でしか開かねえんだ。夢と希望で、明日の道なんか、あるわけねえんだよ。地獄へ落ちろ。ノア全員だ。跡形もなく、消し飛べ!」と、再びノア消滅を予告した。

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