テンコジがIWGPタッグ王座に挑戦表明=「ミーたちは世界で一番強くてかっこいい」

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小島&天山がアンダーソンとギャローズの持つIWGPヘビー級タッグ王座への挑戦を表明 【横田修平】

 新日本プロレスの9月シリーズ「Road to DESTRUCTION」が4日、東京・後楽園ホールで開幕した。メインイベントの棚橋弘至&天山広吉&小島聡&KUSHIDAvs.バッドラック・ファレ&カール・アンダーソン&ドク・ギャローズ&ケニー・オメガの8人タッグマッチでは、小島がギャローズから3カウントを奪取。天山とのコンビでアンダーソンとギャローズの持つIWGPヘビー級タッグ王座への挑戦を表明した。

日本語と英語をごちゃまぜに宣戦布告

中盤はバレットクラブの連係攻撃につかまった小島だが、最後は豪腕ラリアットでギャローズから3カウントを奪った 【横田修平】

 27日の神戸大会で行われる棚橋弘至とバッドラック・ファレの東京ドーム・IWGPヘビー級王座挑戦権利証争奪戦、23日の岡山大会での王者KUSHIDAと挑戦者ケニー・オメガによるIWGPジュニアヘビー級選手権の前哨戦を兼ねていたメインイベントで、小島が輝いた。

 終盤、小島はバレットクラブから串刺しボディアタック、アンダーソンが二段蹴り、ファレが串刺しボディアタック、ギャローズが串刺しボディアタックのトレイン攻撃を食らうと、続けざまにアンダーソンがセントーン、ファレがボディプレス、ギャローズがオメガをおんぶしたままのボディアタックを浴びた。さらに、ギャローズの必殺技であるハングマンズヌースでも叩きつけられたが、どれも耐え凌いだ。最後は突進してきたギャローズに渾身のカウンターのラリアットを浴びせて勝利を手にした。

 IWGPタッグ王者の1人からフォールを奪った小島は天山が見守る中、マイクを握ると、日本語と英語をごちゃまぜに、「ユーたちのタッグベルトに挑戦させろ。なぜならミーたちは世界で一番ストロングで世界で一番かっこいいタッグチームだからだ」と宣戦布告。そして、「そのベルト取っちゃうぞ、バカヤロー!!」と絶叫し、1577人の満員のファンから喝采を浴びた。

棚橋は金色のケースを持って入場

棚橋は試合後、IWGP挑戦権利証が入っている金色のアタッシュケースをファレに見せてエアギターのポーズ 【横田修平】

 2015年のG1 CLIMAXを制した棚橋弘至は東京ドーム・IWGPヘビー級王座挑戦権利証の入った金色のアタッシュケースを持って入場。過去G1で2敗を喫しているファレと27日の神戸大会で権利証をかけて対戦するが、この日はお互いに先発したものの、手の内を探るだけで大きな展開はなし。目立ったのは、試合権利のある小島をサポートするために、場外のファレへプランチャを浴びせたぐらい。試合後は棚橋がファレの前にアタッシュケースを置いてエアギターのポーズで挑発した。

7月の大阪の再戦となるKUSHIDAとオメガのジュニア王座戦の前哨戦。お互いの必殺技は不発だった 【横田修平】

 7月の大阪大会でオメガからIWGPジュニアヘビー級王座を奪取したKUSHIDA。23日の岡山大会では大阪とは逆の立場でオメガとの再戦を迎える。この日はお互い技を読み合い、KUSHIDAの必殺技ホバーボードロック、オメガの必殺技クロイツ・ラスは不発だった。

後藤と中邑のIC前哨戦は互角

王者・後藤と挑戦者・中邑によるIC王座戦の前哨戦では、両者が互角の戦いを見せた 【横田修平】

 セミファイナルでは9月27日の神戸大会でIWGPインターコンチネンタル王座をかけて戦う王者・後藤洋央紀と挑戦者・中邑真輔が6人タッグで激突。後藤と中邑の2人が先発すると、後藤がアームホイップ、ショルダータックルで吹き飛ばす。中盤は中邑がヒザ蹴りの連打をお見舞い。さらに、中邑が昇天をリバースパワースラムで切り返せば、後藤が牛殺しと互角の戦いを見せた。試合はロッポンギバイス(ロッキー・ロメロ&バレッタ)がマスカラ・ドラダに合体技ストロング・ゼロを決めて勝利した。

IWGP王者オカダは好調をアピール

IWGPヘビー級王者オカダはホールに完勝。コンディションの良さをうかがわせた 【横田修平】

 第5試合では10月の両国大会でAJスタイルズとの防衛戦が決まっているIWGPヘビー級王者オカダ・カズチカが矢野通と組んで、タマ・トンガ&コーディ・ホール組と対戦。オカダがホールにドロップキックからのダイビングエルボー、レインメーカーと畳み掛けて完勝し、防衛戦に向けてコンディションの良さをアピールした。

真壁と飯伏、柴田と内藤は大乱闘へ発展

試合後、NEVER王座戦でぶつかる真壁と飯伏が大乱闘に発展 【横田修平】

試合後も怒りが収まらない柴田は場外で内藤への攻撃を止めなかった 【横田修平】

 第4試合では23日のメインイベントでNEVER無差別級選手権を行う王者・真壁刀義と挑戦者・飯伏幸太、G1 CLIMAXから因縁が生まれて27日の神戸大会でシングルマッチが組まれた柴田勝頼と内藤哲也のダブル前哨戦が組まれた。真壁と飯伏がお互いを意識し合ってラリアットやキックの激しい打撃戦を見せるが、怒りを見せる柴田に対して内藤は終始マイペース。試合はタイガーマスクがジュース・ロビンソンから飛びつき回転十字架固めで3カウントを奪ったが、場外では試合そっちのけで柴田が内藤を痛め続けると、リングでは真壁と飯伏のにらみ合いが大乱闘に発展した。
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