6キロの直線「ユノディエール」を体験=ル・マンの風 現地レポートVol.3
名物ストレート、最高速407キロ
ル・マンの名物「ユノディエール」と呼ばれているストレート。一般道なので、このように規制前には走行できる 【田口浩次】
そんなユノディエールと呼ばれる直線は、普段は一般公道なので、普通に誰でも走ることができる。しかも、このル・マン24時間レース時期になると、途中に設けられたシケイン部分の縁石(コース内側や外側にある白と赤に塗られているガイド部分。ル・マン24時間レースでは、この縁石部分が青と黄に塗られている)などの上に立ち、記念撮影もできる。もしクルマで通行するなら、ぜひとも楽しみたいスポットだ。
ユノディエール途中に作られた青と黄に塗られた真新しい縁石 【田口浩次】
我々も今回チーム関係者に案内してもらい、ユノディエールをクルマで走ってみた。シケイン部分では縁石にタバコを置いて、その高さをチェックすることもできた。我々が楽しんでいる間にも、レンタカーでやってきたファンが同じように記念写真を撮っていたので、どうやらこれもル・マンならではの、お約束の楽しみ方のようだ。
火曜日の楽しみはピットウオーク
火曜日はチケットの種類に関係なくピットウォークが楽しめる 【田口浩次】
そしてもうひとつ、火曜日ならではの楽しみが「ピットウオーク」だ。この日ばかりはチケットの値段や種類に関係なく、誰もがピットレーンに入ることができ、ドライバーたちのサインまでもらえる。このピットウオークと呼ばれるサービスは、F1や日本のスーパーGTでも行われているのだが、他のレースと違って見えるのが、参加する人々の服装である。好きなレーシングチームの格好を真似している人は非常に少なく、そのほとんどが一般の服装だった。つまり、熱烈なレースファンから、ル・マンに住んでいる人まで、祭りの一環として、ドライバーたちと触れ合う機会としてピットウオークを楽しんでいる。
普段着の人がほとんどなので、ユニホーム姿のチームスタッフは目立つ。応援グッズも飛ぶような人気ぶり 【田口浩次】
現地では、10日の水曜日から、いよいよ走行がスタートする。引き続き、ルマンならではの楽しみ方、その魅力を探っていきたい。
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