東京マラソンナビ 第3回 レースに必須のウェア&グッズ紹介

青山剛

【青山剛】

 東京マラソンまでいよいよ1週間。今回はレース直前ですから、大会当日の「レースウェア」、そして「持っていくべきもの」を中心に紹介していきます。

 東京マラソンが開催される2月22日(日)は冬の真っただ中で、スタート時刻は午前9時10分。例年この時間、スタート地点の新宿・東京都庁前の気温は5度前後とかなりの寒さになります。「大会慣れ」していないランナーの中には、テレビで見るエリートランナーのような“レース=薄着”のイメージのまま来る方がいます。しかし、それだとスタート前とレース前半で体が冷え切って、まともに走れなくなってしまいます。

目標タイム別のおすすめウェア

写真は東京マラソン2014スタート時の様子。ランナーは各々の防寒スタイルで号砲を待つ 【坂本清】

 そこで、まずはレースウェアが重要です。例年通り、気温が一ケタの場合に私がおすすめする、「ランナーの目標タイム別コーディネート」は下記の通りです。
<3時間15分以内で走るランナー>
ランシャツ(いわゆる袖なし)、ランパン(いわゆる短パン)
+気温によってグローブ、アームカバー

<4時間以内で走るランナー>
半袖Tシャツ、アームカバー、七分丈くらいのタイツ(好みでその上に短パン)
+気温によってグローブ、ネックウォーマー

<5時間以内で走るランナー>
長袖Tシャツ、その上に半袖のTシャツを重ね着、ロングタイツ(好みでその上に短パン)
+気温によってグローブ、ネックウォーマー

<5時間以上で走るランナー>
5時間以内と同じ格好
+薄手のウィンドブレーカー

 もちろんこれが絶対ではありませんが、日ごろ指導しているチームメンバーはだいたいこのようなコーディネートで東京マラソンを走っています。

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著者プロフィール

元プロトライアスリート。大学時にプロ活動を開始し、1999年世界選手権日本代表に選出される。その後トライアスリート中西真知子選手のコーチとなり、指導者としての活動をスタート。同選手を2004年アテネ五輪出場に導く。現在は、ランニング、トライアスロン、クロストレーニングのコーチとして競技者から初心者、子供、タレントまで幅広く指導。著書に『ランニング・コアメソッド』『DVDパーフェクトストレッチ100』など多数。(社)日本トライアスロン連合強化チーム・指導者養成委員 元日本オリンピック委員会・強化コーチ

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