貴闘力、長州と組んで大仁田軍に有終の美=デビュー2年目のLEONAが初勝利
引退試合の決意で臨んだ貴闘力
「これで最後」と引退をかけて臨んだ貴闘力は大仁田のお株を奪う毒霧攻撃 【横田修平】
長州と大仁田は2000年7月30日の横浜アリーナ、03年6月29日のWJ札幌きたえーると、これまで2度電流爆破デスマッチで激突。また、大仁田は30年前にライバル団体のエース同士であった初代とも抗争を繰り広げており、ここに元大相撲関脇の貴闘力も参入。大仁田の襲撃事件をきっかけにプロレス入りを決意し、昨年4月、12月とリングに上がった貴闘力は、「これが最後」と、引退試合となる決意で、邪道軍との対決に臨んだ。
大仁田は引退撤回と電流爆破を要求
試合後、貴闘力に引退撤回ならびに電流爆破でのシングルマッチを要求した大仁田 【横田修平】
試合後、大仁田からは「1対1で電流爆破のリングに上がって来い」と要求されるも、貴闘力の引退への決意は揺るがず。「曙とはやりたい」と元横綱との対戦以外は応じない姿勢を見せるも、邪道にはそんな道理は通用せず。あくまで貴闘力との決着戦を望む大仁田は、医務室にまで押しかけて、引退撤回と対戦実現を迫った。
LEONA「自分の足で歩みたい」
プロレスデビュー1年2カ月、父・辰爾が見守る前で悲願の初勝利をつかんだLEONA 【横田修平】
LEONAは父の藤波辰爾、兄貴分の金本浩二とトリオを組んで、NOSAWA論外&MAZADA&FUJITAの東京愚連隊と対戦。海千山千の愚連隊のペースに飲まれ、ローンバトルが続く苦しい展開となるも、藤波、金本はあえてカットに入らず。逆にLEONAがMAZADAをダブルアームスープレックスで投げ、逆片エビ固めでとらえると、藤波がNOSAWAにコブラツイスト、金本がFUJITAにアンクルホールドを決めてアシストする。LEONAは、3人がかりの雪崩式合体パワーボム、NOSAWAのシャイニング論ザードを耐えしのぐと、すかさず連続で丸め込みを仕掛け、逆さ押さえ込みで初の3カウントを奪取した。
13年11月のデビュー戦以来、1年2カ月でつかんだ初勝利に、父・藤波も「これにおごることなく頑張れ」と笑顔で祝福。LEONAは「やっとひとつ達成できた」と初勝利にも浮かれることなく、「プロレスラーは強くなければいけない。もっともっと勝つために、自分の足で一歩一歩歩んでいきたい」と、勝利の先の新たな未来に突き進んでいきたいと語った。
石井と関本が迫力の肉弾戦
石井と関本の迫力ある肉弾戦に後楽園が湧いた 【横田修平】
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