一定ペースが一番ラクに走れる! 「ペース走」マスターでラクして速く走ろう

青山剛

【青山剛】

 前回はスピードトレーニング導入編として、ビルドアップ走を紹介しました。取り組み始めた方は、3カ月後には確実にスピードが上がってきますので、楽しみにしておいてください。

 さて、秋最終回の今回もトレーニング方法のひとつを紹介します。今回は「ペース走」です。ペース走は、いろいろな定義ややり方がありますが、私が初心者や一般の方におすすめしている方法を紹介します。

ペース感覚がよくないと「無駄に頑張っている」状態に

【Getty Images】

 そもそもペース走とはどんなトレーニングかというと、例えば「20キロペース走」の場合、あらかじめ決めたペース(1キロ何分何秒ペースか)を守って「一定のペース」で20キロを走る練習です。

 その目的は主に、
・ペース感覚を養う
・「一定で走ることがラクだ」ということを体に覚えさせる

の2つです。

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著者プロフィール

元プロトライアスリート。大学時にプロ活動を開始し、1999年世界選手権日本代表に選出される。その後トライアスリート中西真知子選手のコーチとなり、指導者としての活動をスタート。同選手を2004年アテネ五輪出場に導く。現在は、ランニング、トライアスロン、クロストレーニングのコーチとして競技者から初心者、子供、タレントまで幅広く指導。著書に『ランニング・コアメソッド』『DVDパーフェクトストレッチ100』など多数。(社)日本トライアスロン連合強化チーム・指導者養成委員 元日本オリンピック委員会・強化コーチ

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