ダイエットとは結局のところ我慢である(前編) 4カ月で10キロ減、その記録

山田隆道

【本人提供】

単純に「運動して食わなかった」だけ

 昨年、約4か月間で10キロ以上のダイエットに成功した。

 それまでの私は37歳にして身長167cm、体重64〜65キロ、体脂肪率24%強。若いころは体重50キロ台だったことを考えると、加齢につれて着実に太るという典型的なパターンにはまっていたのである。作家稼業ならではの不規則な生活と運動不足の結果だろう。

 それがダイエットによって体重は53〜54キロ、体脂肪率は15%台にまで減少した。当然、会う人会う人に驚かれ、「どうやって痩せたのか?」という質問も数多く受けた。質問主の多くは私から有益なダイエット情報、中でもいわゆる裏技的なものを聞きだそうとしたのだろうが、あいにく私はそういう特別な方法を実戦したわけではない。

 単純に「運動して食わなかった」だけである。

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著者プロフィール

作家。1976年大阪府生まれ。早稲田大学卒業。 主な著書は『虎がにじんだ夕暮れ』『神童チェリー』『雑草女に敵なし!』など。その他、プロ野球ファンが高じて『阪神タイガース暗黒のダメ虎史』『野球バカは実はクレバー』などの野球関連本も上梓。また、テレビ・ラジオ等のコメンテーター、現代文・小論文講師としても幅広く活動している。 ツイッターアカウント【@yamadatakamichi】

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