RENAボディになりたい!食事編 高たんぱく質の“大豆生活’’
【スポーツナビDo】
女子トップファイターに聞く
“テレビで見る格闘技”は最盛期だったころと比べると確かに元気がありませんが、エクササイズとしての格闘技は依然として人気。格闘技の中でも特にキックボクシング系の運動をエクササイズ、フィットネスに取り入れることで、体にどのような好影響をもたらすのか――今回は、第一線で活躍中のホンモノの女子トップファイター、RENA選手にご登場いただき、エクササイズとしての格闘技についてお話をうかがいました。
RENA選手はシュートボクシング(SB)の頂点に立つ女子選手。強さだけではなく、その愛らしいルックスから地上波テレビ番組にも数多く出演しています。TBS系列『炎の体育会TV』で芸能人をボッコボコにしたキュートな女の子として覚えている人も多いのではないでしょうか。
そして、シュートボクシングというのは、パンチ、キック、投げ技、立った状態での関節技を有効としている立ち技総合格闘技。この何でもアリのルールのなか、RENA選手は2009年に弱冠18歳でトーナメントを制覇し、2010年、12年と隔年で開催しているSB女子世界トーナメントを連覇。現在23歳ですが、この若さにして女子格闘技界の第一人者としてトップを走っている選手です。
そんなRENA選手は、8月2日に開催されるSB世界女子トーナメント「Girls S−cup」3連覇へ向けて特訓中。その忙しい合間を縫って、取材に協力していただきました。
「体のラインがすごくきれいになる」
「シュートボクシングなどの格闘技系は全身運動、体のラインがきれいになる」とRENA選手 【スポーツナビDo】
「やっぱりシュートボクシングや格闘技は全身運動ですから、引き締まるところは引き締まりますし、何より体のラインがすごくきれいになりますよね」とRENA選手。以前の女子キックコラムでも指摘しましたが、キックボクシングなどの立ち技系格闘技をやっている人の体というのは、とにかくバランスよくシュッと引き締まっている。このRENA選手も例外ではなく、美しく、しなやかなボディラインが魅力だ。腕、お腹、腰、足と万遍なく動かすので、全身の脂肪がそぎ落とされた上でバランスよく筋肉がつくので、誰もがあこがれる“カッコイイ・キレイな体”になっていくのだろう。
また、肉体面での変化はもちろん、「当時は引きこもりだったんですけど、感情が戻ってきたんです。それが一番ですね」と、格闘技を通して運動を続けていくことで精神面にも大きな好影響があったことを振り返っている。
しかしながら、試合には50kgで出場しているため、当然、減量が必要となってくる。その間の食事情はどのようなものなのだろうか? いま、ダイエットにいそしんでいる女性のみなさんにもきっと有益な情報になるだろうと思い、減量期間中のある1日の食事を聞いてみました。
減量中の食生活は?
RENA選手おススメのランチは「やよい軒」のおまぜ定食 【スポーツナビDo】
このRENA特性バナナジュース以外に、軽いものを3、4口食べるのだが、ご飯やパンといった炭水化物は摂らないようにしているとのこと。例えばゆで卵など、たんぱく質を摂るようにしているという。
「お昼は特に気にせずに食べたいものを食べているかな。最近は魚系が多くて、『やよい軒』の混ぜご飯をよく食べたりしていますね。ご飯にマグロ、オクラ、納豆などのネバネバ系を混ぜて食べるんです。でも、やっぱりご飯は少なめですね」
RENA選手が最近ハマっている『やよい軒』の混ぜご飯というのは、正式名称おまぜ定食。しまほっけの切り身もおかずでついてくるのでボリュームもたっぷり。それでいて598kcalとヘルシーなので、もし職場や自宅お近くに『やよい軒』がある人はぜひランチに取り入れてみるのもいいかも。
夏こそ温かいものを食べて体も心もほっこり 【スポーツナビDo】
夏本番となり、暑さからどうしても冷たいものをたくさん食べたり飲んだりしたくなる。でも、RENA選手は逆にそこで温かいものを摂るようにしているという。
「この時期、確かに冷たいものは美味しいと思いますけど、冷たいものをたくさん飲み始めたら、さらにノドが渇いてきてもう止まらないじゃないですか。でも、温かいお茶だったら一杯で済むんですよね」
暑いからといって冷たいものを摂りすぎると、それが原因で胃腸が弱って食欲不振になり、夏バテをみずから促進させる結果になってしまう。食べずに済むからダイエットになっていいや、と思わず、やっぱり女性には健康的にダイエットしてほしいもの。ここはひとつ、RENA選手を見習って、暑いときにこそ温かいお茶を飲み、ヘルシーな湯豆腐を食べて、体も心もホッコリさせてみてはいかがでしょうか。