同点弾演出の久保、レアル・ソシエダはラージョ・バジェカーノと引き分け
2−2のシーソーゲームの主役はラ・レアルカンテラーノ
2025年、20試合を71日でこなす超過密日程もいよいよ”最終戦”。国際Aマッチデーによるリーグ戦中断期間を勝利で迎えるべく早くから首都入りし、レアル・マドリーの練習施設を使用し事前練習を敢行。右サイドで先発の久保はバレネチェア、オスカルソンと共に最前線でキックオフの笛を聞いた。立ち上がり、攻撃を牽引するのはバレネチェア。敵のタックルの力を利用し自らのドリブルに推進力を与え、ラージョゴールへと迫る。
この日、ラ・レアルの選手としてリーグ戦200試合出場を果たしたレミロの守るゴールを脅かすトレホとホルヘ・デ・フルトスのコンビ。拮抗する展開で、ラージョも同サイドから好機を演出していく。20分均衡を破ったのはスビメンディだった。セルヒオ・ゴメスのCKをエリア内でダイレクトボレー。抑えの効いたシュートは誰も触れることができずネットに突き刺さる。
ホームでの敗戦は避けたいラージョ、後半立ち上がりから積極的な攻撃を見せ51分、アルバロ・ガルシアのエリア内での振り向きざまシュートを皮切りに猛攻を仕掛ける。そして58分、好調トレホが同点弾を決める。右サイドからのクロス時にエリア内中央でスビメンディが転倒、フリーとなったトレホはスベルディアもかわしシュートを叩き込む。ラージョペースとなるが、久保も69分、カットインから右足シュートを放つが、これはポストに嫌われた。
ここから反撃かと思われたが、追加点を挙げたのはラージョ、久保とオラサガスティの間でマークが曖昧となった隙をついたペドロ・ディアスが豪快なミドルシュートを決める。逆転を許したラ・レアルだがこのままでは終われれない。80分、久保のシュート性の折り返しをGKが弾いたところを途中出場わずか4分のアルカイツ・マリエスクレナが同点弾。スビエタ(ラ・レアル下部組織)出身の今季40番を背負う伏兵が自身ラ・リーガ初ゴールで試合を振り出しに戻す。
終盤はラ・レアルが再逆転かと思われるほどラージョを攻め立てたが、スリリングなシーソーゲームとなったバジェカスの一戦はこのまま2−2の引き分け。試合後、各国代表はそれぞれの代表への合流へ一時チームを離脱した。
次戦は29日、本拠地レアレ・アレナに最下位レアル・バジャドリーを迎える。
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