ラリーガ EA SPORTS 、第28節プレビュー
この2チーム以上に深刻な状況にある最下位バジャドリーは、3月15日(土)の1戦目にセルタと対戦。前節バレンシアとの直接対決に敗れた時点で、残留圏との差は11ポイントまで開いた。ここ5試合3勝2分と好調のセルタに対し、希望をつなぐ勝ち点3を手にすることができるか。
土曜の2戦目はマジョルカ対エスパニョール。マジョルカはここ5試合負けなしながら、そのうち4試合は1ー1で引き分けており、あと一歩ヨーロッパ圏に手が届かない。エスパニョールも年明け以降は3勝4分1敗と好調ながら、降格圏とは勝ち点2差。安心できる状況ではなく、お互い負けられない一戦となる。
土曜の現地時間18時半には今節の注目カードの一つ、ビジャレアル対レアル・マドリーがキックオフを迎える。ビジャレアルは前節に7戦ぶりの黒星を喫したばかり。6位ベティスは勝ち点3差に迫っており、連敗は避けたいところだろう。一方のレアル・マドリーはアトレティコと120分間の激闘を繰り広げた水曜のチャンピオンズリーグから中2日での連戦。厳しい条件でのアウェーゲームとなるが、PK戦の末にダービーを制した精神面の充実で補うことができるか。
土曜のラストマッチはジローナ対バレンシア。ジローナはここ5試合2分3敗と足踏みが続き、来季のヨーロッパ進出が遠のいた。一方のバレンシアは前節バジャドリーとの下位対決を制し、降格圏を脱出。対照的な流れで迎える一戦となる。
2戦目はセビージャ対アトレティック・クルブ。セビージャはここ4試合で勝ち点8(2勝2分)を加え、6位争いに名乗りを挙げた。一方のアトレティックは強豪ローマを退けて8強入りを果たしたヨーロッパリーグと並行し、ラリーガ EA SPORTS ではここ2試合1分1敗。再びローマとの激戦直後となる今節、上り調子のセビージャとのアウェーゲームでは骨の折れる戦いを強いられそうだ。
今節最後の一戦であり、リーグ中断前ののラストマッチにもなるのは日曜の現地時間21時に始まる今節のメインカード、勝ち点1差で迎えるアトレティコ対バルセロナの首位決戦だ。両者は今季既に2度対戦。やはり首位決戦となった第18節はアトレティコが2ー1で制し、コパデルレイ準決勝第1戦は壮絶な撃ち合いの末に4ー4で引き分けている。
今節は共にチャンピオンズリーグ直後で迎える厳しいタイミングながら、前節オサスナ戦が延期となったバルセロナに対し、アトレティコは水曜のチャンピオンズリーグで宿敵レアル・マドリーと120分の激闘を繰り広げている。はたしてバルセロナが今季3度目の対戦で初白星を挙げるのか、それともアトレティコが再び不屈の精神を発揮するのか。どう転んだとしても、見応えのある熱戦となることは間違いないはずだ。
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