SG第71回ボートレースダービーがあす22日、ボートレース戸田で開幕する。
激化する賞金ランキング上位争いは、きのう20日時点で以下のとおりとなっている。（〇印はダービー参戦メンバー、●はあっせんなし）

1位　馬場貴也　〇
2位　毒島　誠　〇（ダービー勝率7.86　ドリーム戦4号艇）
3位　茅原悠紀　〇（ダービー勝率7.80　ドリーム戦6号艇）
4位　菊地孝平　〇
5位　平本真之　〇
6位　峰　竜太　〇（ダービー勝率8.40　ドリーム戦1号艇）
7位　池田浩二　〇（ダービー勝率8.19　ドリーム戦2号艇）
8位　土屋智則　●
9位　定松勇樹　〇
10位　西山貴浩　〇
11位　宮地元輝　〇
12位　桐生順平　〇
13位　松井　繁　〇
14位　関　浩哉　〇
15位　上條暢嵩　〇
16位　山口　剛　〇（ダービー勝率7.91　ドリーム戦3号艇）
17位　瓜生正義　〇
18位　丸野一樹　〇

歴史と伝統を誇るボートレースダービーは勝率上位者が出場できるSG競走。
8月1日から翌年7月31日までの1年間、コンスタントに成績を残していなければ舞台に立つことができない。
そのうちの勝率トップ6がドリーム組だ。いきおい、賞金上位者が顔を並べるのは当然である。

しかし、賞金ランキングベスト18に名がないもののドリーム戦5号艇としているのが白井英治(山口出身・山口支部48歳)【写真2枚】。今年の優勝は7月の徳山一般戦1回のみ。それでも20日時点の賞金ランキングは32位である。いかに一走一走大切に戦っているかがわかると言ってもいいだろう。

「賞金がプロの証し」という者がいれば、「勝率こそが誇り」というアスリートもいる。
それはいずれも「競技者としてのモチベーション」であり、活躍の原動力。ファンが真剣予想する背景に、こうした強い動機が存在してこそプロフェッショナルといえるのであろう。

そういえば、白井英治が敬愛するレジェンド今村豊さんは「勝率」をとても大事にしていた。その系譜は途切れていないはず。
ボートレースダービー直前、浜名湖周年記念の初日ドリーム戦でフライングを切ってしまった白井英治だが、結果に惑わされず真摯に走りきるはず。その敢闘精神に期待したい。