ロッテ石垣島キャンプ日記 2月7日編

千葉ロッテマリーンズ
チーム・協会

【井口監督と鳥越二軍監督】

 「暑いね」。晴天続きの石垣島。キャンプ6日目は日差しの強い一日となった。この日、井口資仁監督の姿は二軍球場にあった。狙いは高校生野手3人の動きのチェック。指揮官の熱視線を感じた西川僚祐外野手(東海大相模)、谷川唯人捕手(立正大学淞南高校)、山本大斗外野手(開星高校)は必死にバットを振りアピールを繰り返した。

 「力みまくっていたね」。井口監督も思わず笑った。ただ、今、見たいのは結果ではない。プロ1年目の今しか見れない初々しい姿を目に焼き付けた。

 「1年目のキャンプでどれくらい流れについていけているのか。コーチがそれに対してどのようなアプローチをしているのか。成長の過程を見たいから、そのスタートである今を見たかった」と井口監督。高卒ルーキーには目先ではなく中長期的な視点での育成を考え、今は見守るのみだ。

 「日に日に成長しているし、勉強して色々と吸収している。毎日、こんなに野球漬けで練習をしたこともなかったはず。みんな、いい才能と身体を持っているのだから。それを我々は伸ばしてあげたい」。

 二軍球場ではフレッシュな動きを目で追いながら、彼らの育成を任せている鳥越裕介二軍監督と今後のプランについて熱く語り合った。

 この視察でやはり存在感を見せていたのは西川。天性の長打力に指揮官も思わず唸った。

 「もっているポテンシャルは非常に高い。遠くに飛ばす力がある。粗削りだけど、右方向にも長打を打てるスラッガー。ジャイアンツの岡本(和真)みたいになって欲しい」

 前夜は深夜に地震の揺れを感じて一度、起きた事もあり寝不足だと話をしていたが、新人たちの切れのある動きを目にして気分はイッキに高揚した。マリーンズは今も楽しみだが未来もキラキラと輝いている。リーグ優勝を目指すためのキャンプであると同時にダイヤの原石を磨く日々でもある。2月7日。未来に想いを馳せた一日となった。

文 千葉ロッテマリーンズ広報室 梶原 紀章
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