2021-22 全日本選手権・男子FS

2021/12/26 17:00開始

羽生が連覇で五輪内定決める 宇野2位、鍵山3位

順位

順位

   選手名   

総合 

FS

TES

PCS

減点

SP

羽生結弦322.36 211.05 114.25 96.80 0.00 111.31
宇野昌磨 295.82 193.94 101.64 93.30 1.00 101.88
鍵山優真292.41 197.26 105.68 91.58 0.00 95.15
4三浦佳生276.16 183.35 99.85 83.50 0.00 92.81
5友野一希263.67 175.88 90.54 85.34 0.00 87.79
6三宅星南252.82 162.30 81.72 81.58 1.00 90.52
7佐藤駿252.13 164.86 87.14 78.72 1.00 87.27
8山本草太 240.18 146.39 67.15 80.24 1.00 93.79
9壷井達也235.21 157.90 85.26 72.64 0.00 77.31
10島田高志郎233.67 146.91 69.35 77.56 0.00 86.76
11田中刑事232.42 148.32 67.82 80.50 0.00 84.10
12本田ルーカス剛史225.22 146.69 74.19 73.50 1.00 78.53
13森口澄士201.30 125.16 58.94 68.22 2.00 76.14
14片伊勢武199.65 130.33 59.55 70.78 0.00 69.32
15須本光希199.62 131.07 59.73 71.34 0.00 68.55
16大島光翔195.04 129.18 64.60 65.58 1.00 65.86
17櫛田一樹186.99 114.62 51.00 64.62 1.00 72.37
18石塚玲雄 178.01 120.95 56.53 64.42 0.00 57.06
19杉山匠海174.70 109.36 53.30 57.06 1.00 65.34
20吉岡希170.57 97.63 49.85 51.78 4.00 72.94
21山隈太一朗170.56 115.45 53.07 63.38 1.00 55.11
22長谷川一輝161.92 105.06 46.22 58.84 0.00 56.86
23鈴木零偉158.69 105.24 52.46 52.78 0.00 53.45
24鈴木楽人152.85 97.85 44.37 53.48 0.00 55.00

※各得点項目をタップで降順表示になります。

総括

【写真:坂本清】

 北京冬季五輪最終選考会を兼ねたフィギュアスケートの全日本選手権は26日、男子フリープログラムがさいたまスーパーアリーナで行われた。

 ショートプログラム(SP)で首位発進した羽生結弦(ANA)は、冒頭で4アクセルの大技に挑戦。惜しくも失敗となったが、その後は修正して総合322.36点をマーク。2年連続6度目の優勝で、3大会連続となる五輪出場を決めた。

 SP2位の宇野昌磨(トヨタ自動車)が総合295.82点で2位、3位には総合292.41点で鍵山優真(オリエンタルバイオ/星槎)が入った。

【結果】全日本選手権・女子FS

テキスト速報

1:鈴木零偉

【写真:坂本清】

鈴木零偉の演技がスタート。
SPの成績:24位(53.45点)

冒頭の2アクセルをきれいに着氷。続く3ルッツは途中で回転が流れ、2回転となった。その次の3サルコウ+3トウループはセカンドジャンプの着地をこらえ、修正。最後に組み込んだ3トウループからの3連続は危なげなく着氷した。柔軟性を生かしたレベル4のスピンなど、持ち味をしっかりと発揮。情熱的なリズムに乗り、最後まで演じきった。

2:鈴木楽人

【写真:坂本清】

鈴木楽人の演技がスタート。
SPの成績:23位(55.00点)

冒頭で3ルッツの連続ジャンプを予定していたが、単独の2ルッツに。その後3ルッツの単独を3トウループ+2トウループに切り替え、リカバリーした。演技後半に組み込んだ2アクセルからの3連続ジャンプは流れのある着氷で、リズムを取り戻す。華やかな曲調に合う、伸び伸びとしたスケーティングを見せた。

3:山隈太一朗

【写真:坂本清】

山隈太一朗の演技がスタート。
SPの成績:22位(55.11点)

最初は3アクセルに果敢に挑戦するも、足が引っかかってしまい転倒。続く3サルコウは余裕のある着氷だった。足換えのシットスピンはレベル4を獲得するなど、各要素で高いクオリティを見せる。演技後半でも3アクセルのコンビネーションに挑戦したが、ここも足が引っかかり両足着氷となった。コミカルな振りも合わせたステップで観客にアピールする場面も。表情豊かな滑りを見せた。

4:長谷川一輝

【写真:坂本清】

長谷川一輝の演技がスタート。
SPの成績:21位(56.86点)

3ルッツのコンビネーションは、セカンドジャンプでバランスを崩すも何とかこらえる。続く3アクセルは、やや回転が足りずに両足着氷となった。その後も、ジャンプが思うように決まらない場面もあったが、「ビートルズコンチェルト」に合わせたしなやかな滑りで、2度目の全日本を締めくくった。

5:石塚玲雄

【写真:坂本清】

石塚玲雄の演技がスタート。
SPの成績:20位(57.06点)

冒頭に組み込んだ3フリップ+3トウループをきれいに着氷。映画「雨に唄えば」に合わせた笑顔のスケーティングで、観客を魅了する。後半の2アクセル+3トウループはクリーンに着氷した。最後の3連続ジャンプもしっかりと着氷。自身にとって最後となる全日本で「雨に唄えば」の世界観を演じきり、フィニッシュ。何度も両手を突き上げ、喜びを表した。

6:杉山匠海

【写真:坂本清】

杉山匠海の演技がスタート。
SPの成績:19位(65.34点)

冒頭の3アクセルは少し着氷でバランスを崩すが、なんとかこらえた。続く3ルッツ+3トウループはきれいな着氷。3つ目の3ループは2回転となった。いくつかジャンプのミスは出たが、スピンでは全てレベル4を獲得。両手をうまく使った美しさを感じさせるスケーティングで、持ち味を出した。

7:大島光翔

【写真:坂本清】

大島光翔の演技がスタート。
SPの成績:18位(65.86点)

冒頭に4ルッツの大技に挑んだが、惜しくも転倒。続く3アクセルも軸が外れ、バランスを崩してしまった。後半の3フリップからの3連続ジャンプは着氷、最後に3ルッツには2トウループをつけ、前半のミスをリカバリーした。憧れという高橋大輔もかつて滑った「道」に合わせ、コミカルかつ楽しげな振り付けを披露。理想の存在に自らを重ね合わせ、滑り切った。

8:須本光希

【写真:坂本清】

須本光希の演技がスタート。
SPの成績:17位(68.55点)

最初にもってきた3ルッツは前傾姿勢となり、リンクに手をつく。次の3トウループは流れのある着氷を見せた。続く3ルッツ+2トウループも着氷。後半には2アクセルの3連続ジャンプを決め、1点以上の出来栄え点を獲得した。ステップではレベル4を獲得するシーンもあり、技術の高いスケーティングを披露。フィニッシュ後、会場は拍手に包まれた。

9:片伊勢武

【写真:坂本清】

片伊勢武の演技がスタート。
SPの成績:16位(69.32点)

3アクセルのコンビネーションを冒頭に予定していたが、タイミングが合わず1アクセルに。その後予定した3つのジャンプは落ち着いて着氷し、リズムを取り戻した。後半の3ルッツ+3トウループは、しっかりとこらえて着氷。初めて挑む全日本のフリーで、しなやかな滑りを見せた。

10:櫛田一樹

【写真:坂本清】

櫛田一樹の演技がスタート。
SPの成績:15位(72.37点)

冒頭に予定した4トウループの連続ジャンプは、力んでしまい単独の2トウループに。3アクセル+1オイラー+3サルコウの3連続は、ややバランスを崩しながらもこらえた。ジャンプのミスは出てしまったが、「マイケル・ジャクソンメドレー」のテンポに合わせた緩急のある振り付けで、観客にアピール。演技後は悔しそうな表情だったが、複数の曲調に合わせてプログラムを演じた。

11:吉岡希

【写真:坂本清】

吉岡希の演技がスタート。
SPの成績:14位(72.94点)

冒頭に入れた4トウループの連続ジャンプは、ファーストジャンプでステップアウトするも、何とか2トウループをつけた。続く4サルコウは回転不足で転倒。後半も3アクセルからの3連続など、高難易度のジャンプにトライ。フィニッシュ後は悔しさを見せたが、大舞台で大技に果敢に挑む姿勢を見せた。

12:森口澄士

【写真:坂本清】

森口澄士の演技がスタート。
SPの成績:13位(76.14点)

最初に挑んだ3アクセルのコンビネーションは、ファーストジャンプで転倒。続けて3アクセルに再び挑んだが、惜しくも着氷後にバランスを崩した。後半の3フリップからの3連続はきっちり着氷。両手を上げて跳んだ最後の3ルッツは、なんとか着氷をこらえた。フリーに選んだ「ジキルとハイド」に情感を込めて滑り切った。

13:壷井達也

【写真:坂本清】

壷井達也の演技がスタート。
SPの成績:12位(77.31点)

冒頭の4サルコウをクリーンに着氷。続く3アクセル+2トウループのコンビネーションもきれいに決めると、単独の3アクセルも着氷し、勢いに乗る。美しいピアノの旋律に合ったしっとりとした振り付けで、曲調に沿った滑りを見せた。後半は3ルッツからの3連続ジャンプ、最後の3フリップもきっちりと着氷し、クリーンな演技でフィニッシュ。力強いガッツポーズを見せ、会場は大きな拍手に包まれた。

14:本田ルーカス剛史

【写真:坂本清】

本田ルーカス剛史の演技がスタート。
SPの成績:11位(78.53点)

冒頭の4トウループは回転が足りずに転倒。続く3アクセルのコンビネーションジャンプは流れのある着氷を見せた。ブルースのリズムに乗った細やかなステップを見せ、レベル4を獲得。終盤に挑戦した3ルッツ+3トウループ、2アクセルからの3連続ジャンプはしっかりと着氷。序盤のミスから修正し、笑顔で滑り切った。

15:田中刑事

【写真:坂本清】

田中刑事の演技がスタート。
SPの成績:10位(84.10点)

最初に組み込んだ4サルコウのコンビネーションジャンプは、3サルコウの単独ジャンプに。続く4サルコウも、回転がほどけて2サルコウとなった。思うようにジャンプが決まらず苦しんだが、映画「セッション」の軽快な音楽に合わせたノリのいいステップで、観客を引き込む。後半の3フリップ+1オイラー+3サルコウの3連続はしっかりと着氷し、立て直した。27歳のベテランらしい表現力を発揮。フィニッシュ後はリンクにひざまずくほど、全身の力を出し切った。

16:島田高志郎

【写真:坂本清】

島田高志郎の演技がスタート。
SPの成績:9位(86.76点)

冒頭の4トウループ+3トウループのコンビネーションは、回転がほどけて単独の2トウループに。続く4サルコウは両足での着氷となった。ジュニア時代に使っていた「City Memories」に合わせ、チャーリー・チャップリンの世界を演じる。後半の3アクセルから始まる3連続ジャンプは、しっかりと着氷。コミカルな振り付けと、美しさのあるスピンを織り交ぜ、成長を示した。

17:佐藤駿

【写真:坂本清】

佐藤駿の演技がスタート。
SPの成績:8位(87.27点)

冒頭に挑んだ4ルッツは流れのある見事な着氷。続く4フリップも降り、大技を続けて成功させた。4トウループのコンビネーションはファーストジャンプで手をついたが、こらえて2トウループをつけた。4本目の4回転となった4トウループも、両足ながら着氷。コンビネーションジャンプでの転倒もあったが、最後の3アクセルは決めた。「オペラ座の怪人」に乗せて自らの持つ技術を全てぶつけ、滑り切る。フィニッシュ後は左肩を抑えながらも、右手を上げて観客に感謝を示した。

18:友野一希

【写真:坂本清】

友野一希の演技がスタート。
SPの成績:7位(87.79点)

4トウループ+2トウループのコンビネーションジャンプを決めてスタート。続く4サルコウもきれいに決めた。4トウループも着氷し、3連続で組み込んだ4回転を全て着氷。映画「ラ・ラ・ランド」の音楽と、会場の手拍子に乗って軽快なステップを刻む。後半の3アクセルからの3連続ジャンプはファーストジャンプで着氷が乱れたが、何とかこらえた。最後のジャンプは3フリップに2トウループをつけてリカバリー。終盤は再び会場の手拍子に乗って表情豊かなスケーティング。気迫あふれる演技に、会場はスタンディングオベーションで応えた。

19:三宅星南

【写真:坂本清】

三宅星南の演技がスタート。
SPの成績:6位(90.52点)

冒頭に挑んだ4サルコウ+2トウループは余裕のある着氷。続く単独の4サルコウは着氷でややバランスを崩した。3アクセルで転倒するなど、ジャンプのバランスに苦しむ場面はあったが、「白鳥の湖」に合わせた伸びやかなスケーティングで会場を引き込んだ。ステップ、スピンでは共にレベル4を獲得し、高いクオリティを感じさせて演技を締めくくった。

20:三浦佳生

【写真:坂本清】

三浦佳生の演技がスタート。
SPの成績:5位(92.81点)

冒頭の4ループはステップアウトしながらも着氷。続く4サルコウは3点以上の出来栄え点がつく見事なジャンプ。4トウループは軸が斜めになりながらもしっかりと着氷した。後半に組み込んだ4トウループは3トウループをつけ、4本の4回転を全て着氷。終盤は「ポエタ」の情熱的なリズムに、力強いステップを重ねる。最後の3連続もしっかりと着氷し、16歳とは思えないような堂々とした演技でフィニッシュ。満面の笑みでガッツポーズし、スタンディングオベーションを受けた。

21:山本草太

【写真:坂本清】

山本草太の演技がスタート。
SPの成績:4位(93.79点)

最初の4トウループは軸がぶれて転倒。続く4サルコウも手をついてしまった。3アクセルのコンビネーションもファーストジャンプが1アクセルとなったが、直後に入れた3アクセルを3連続ジャンプにし、リカバリーした。「これからも僕はいるよ」のしっとりとした曲調に、定評のある滑らかなスケーティングを乗せていく。体全体を使ったコレオシークエンスなど、持ち味を発揮し、演技を終えた。

22:鍵山優真

【写真:坂本清】

鍵山優真の演技がスタート。
SPの成績:3位(95.15点)

冒頭の4サルコウは幅のある着氷。3ルッツ、4トウループ+3トウループと立て続けに着氷し、リズムをつかむと、3アクセルからの3連続ジャンプもしっかりと着氷した。演技後半の4トウループも3点以上の出来栄え点がつく見事な出来。最後の3アクセルこそステップアウトしたものの、映画「グラディエーター」の雄大な音楽に合わせ、完成度の高いプログラムを披露。高い表現力も存分に発揮し、フィニッシュ後は力強く拳を握りしめた。

23:宇野昌磨

【写真:坂本清】

宇野昌磨の演技がスタート。
SPの成績:2位(101.88点)

冒頭の4ループは安定感のある着氷。続く4サルコウも決め、流れに乗って4フリップも着氷。前半4本のジャンプは全て出来栄え点のつく質の高さを見せる。後半の4トウループで転倒があったが、直後に再び4トウループを組み込んで着氷。3アクセルからの3連続ジャンプはきれいに着氷し、修正。「ボレロ」と会場の手拍子に合わせたステップで観客を引き込み、堂々と滑り切った。演技後はステファン・ランビエールコーチとガッチリ抱き合った。

24:羽生結弦

【写真:坂本清】

羽生結弦の演技がスタート。
SPの成績:1位(111.31点)

冒頭に挑んだ史上初の大技・4アクセルは両足の着氷で、ダウングレードとなる。続く4サルコウは4点を超える出来栄え点のつく着氷で、その後は3アクセル+2トウループ、3ループと立て続けにジャンプを決めていく。「天と地と」の雄大な世界観を、きめ細やかな振り付けとステップで表現。後半の4トウループ+3トウループ、4トウループからの3連続、3アクセルと、後半は全てのジャンプを余裕のある着氷。4アクセルの成功はならなかったが、それ以降はしっかりと修正してプログラムを演じきった。場内のスタンディングオベーションを、深々とお辞儀をして受け取った。

関連リンク

スポーツナビアプリ 無料ダウンロード

スポーツナビアプリ
スポーツナビアプリ 無料ダウンロード
iPhone版ダウンロードボタン Android版ダウンロードボタン
QRコード
対応OS
iOS 15.0以上
Android 9.0以上
  • アプリケーションはiPhoneとiPod touch、またはAndroidでご利用いただけます。
  • Apple、Appleのロゴ、App Store、iPodのロゴ、iTunesは、米国および他国のApple Inc.の登録商標です。
  • iPhone、iPod touchはApple Inc.の商標です。
  • iPhone商標は、アイホン株式会社のライセンスに基づき使用されています。
  • Android、Androidロゴ、Google Play、Google Playロゴは、Google Inc.の商標または登録商標です。