熱烈な鷹ファン「からし蓮根」が『すぽると! on TVer』出演! “後悔”の始球式と“記憶なし”の日本Sのリベンジを誓う
2度の始球式と後悔の念
収録の合間でも、伊織(中)は何度も石井さん(左)に野球の質問を繰り返した 【(c) フジテレビ】
さらに同年7月14日、PayPayドームで開催された“鷹の祭典”オリックス戦では、グッズ購入者を対象にした抽選による始球式イベントに、一般ファンとして応募して見事に当選。「“大阪府からお越しの松本伊織さんです”というアナウンスで普通に投げました」と再びナイスピッチを披露した。
だが、伊織は後悔している。
「いや、投げた球はぜんぜん良かったんですけど、芸人なのに1個もボケれなくて…。やっぱ緊張しちゃって…。時間を取りすぎてもダメで、ボケすぎても良くないっていう情報も入って来るし、ちょうどいいボケが見つからなくて…。だから始球式はリベンジしたいです」
一方、5月の藤崎台球場で国家独唱を行った杉本は「“伸びやかな歌声ですね”って解説されていたみたいで」と笑うが、“リベンジ始球式”の話に「え?また国家独唱?いやちょっと、逆がいいですね。歌うんじゃなくて投げさせてください」と懇願した。
「え?日本シリーズ?去年なかったですよね」
「好きなんですよね…」という噛み締める伊織に対して、「(伊織は)本当に好きなんですよ。今、福岡に吉本の劇場があるんですけど、隣がPayPayドームなんで、すぐに観に行ってますからね」と杉本も証言。そしてスマホ画面での映像も含めると「全試合見た」という伊織は、昨季のソフトバンクの戦いぶりを振り返って「チームもリーグ優勝して、補強した選手の活躍はありましたけど、結構、若手選手が頑張って、成長してくれたので嬉しかったですね」と喜ぶ。
その2024年、ソフトバンクは圧倒的な強さでパ・リーグを制し、CSも難なく突破したが、日本シリーズではDeNAの前に2連勝の後に4連敗を喫して日本一を逃す結果となったことは周知の事実だ。だが、伊織の記憶は“少し違う”ようだ。
「え?日本シリーズ?去年なかったですよね」(伊織)
「いや、あったわ!ない年なんてないよ」(杉本)
「え?ホークスが2勝した後にDeNAが“辞退します”って言ったんじゃ?」(伊織)
「いや、最後までしたよ。ちゃんと見てたやん」(杉本)
取材中にも即興漫才を繰り広げた2人。頭を振って記憶を取り戻した伊織は、2025年のソフトバンクの注目ポイントを次のように語る。
「甲斐(拓也)さんがいなくなっちゃったんで、そこがどうなるか。誰か一人がレギュラーに定着するというのは時間がかかるかも知れないですけど、谷川原(健太)さん、海野(隆司)さん、渡辺陸くんとか、特にキャッチャー陣に注目したいです」
一方、杉本は3人いる息子の中で、4歳の次男が野球を始めたこと。
「勧めたわけではないんですけど、テレビの野球中継を観ていて“やりたい”って言ったので、せっかくやから、と。でもまだまだ野球どういうという年齢じゃないですし、練習に行っても、なんか、砂を食べてます(苦笑)。とりあえず楽しそうだからいいかな、と」
最後に、2025年の抱負を聞くと「ホークスと一緒に日本一になりたいです」という伊織に、「確かに。それができたら最高」と杉本も賛同した。2015年から参戦しているM-1で、2019年にファイナリストになった「からし蓮根」だが、翌年以降は準決勝と準々決勝敗退が続いている。2025年、ソフトバンクの5年ぶりの日本一に花を添えることができるだろうか。始球式のリベンジ実現も合わせて、彼らの“笑い”にも注目したいところだ。
(取材・文:三和直樹)