超プロ野球 ULTRA 出場選手に聞く

北の大地で「さちとらバッテリー」再結成 日本ハム・山﨑福也&伏見寅威が語る2024年と25年

加賀一輝

北の大地で再びバッテリーを組む山﨑福也(写真左)と伏見。2024年は2人でお立ち台に上がる試合も 【写真は共同】

 DeNAの「下剋上日本一」や、プレミア12における侍ジャパンの奮闘に沸いた2024年の野球界。オフに入ってもその熱は冷めやらず、新たな1年を迎えた。

 そんな中、スポーツナビでは新年1月5日に放映された読売テレビ・日本テレビ系『大和地所スペシャル 超プロ野球 ULTRA』の収録現場を取材。収録に参加する12球団計26人の選手にインタビューを行った。

 本稿では日本ハム・山﨑福也、伏見寅威のインタビューの模様をお届けする。

変わった部分と変わっていない部分

 新庄剛志監督のもとで2位に躍進した2024年の日本ハム。FAでやってきた山﨑は先発陣の一角に入り、10勝&規定投球回をクリア。加入2年目の伏見は前年を下回る62試合出場となったものの、経験豊富な女房役としてチームを支えた。

 2人にとって、2024年はどんなシーズンだったのか。

山﨑「移籍しましたし、自分自身どういう数字を残せるか不安もありました。それでも前年6位のチームが2位に上がりましたし、良かったと思います」

伏見「チームは順位が上がりましたが、個人的には試合出場数も減ってしまったので、悔しい感じが残りました」

 オリックス時代以来、2年ぶりの「さちとらバッテリー」再結成。伏見は久々に受ける山﨑のボールはどう感じていたか。

「いや、もう全てにおいてレベルアップしてますよ。オリックスで組んでいた時より使える変化球が増えていたのと、コントロールもより良くなっています。リードの幅が拡がりましたね」

 逆に、変わっていない部分は?

「負けん気の強さですね。そこは磨きがかかっていました」

 山﨑は伏見とバッテリーを再び組むことになって、特別な想いはあるのか。

「オリックスの頃から組ませてもらっていますけど、そのやりやすさもありますし、頼ってる部分もたくさんありますね。移籍するにあたって、(日本ハムに)決まってからはいろいろなことを聞いているし、頼りになる先輩です」

 ちなみに、伏見の存在が移籍の要因になったことは……?

「いろいろなチームで迷っていましたが、トラさんもいるし、心強いなっていうのはありました」

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著者プロフィール

1988年3月6日、愛知県生まれ。成蹊大学卒業後、一般企業を経て独立。ライティング、MCなど幅広く活動する。2016年〜23年まで『スポーツナビ』にて編集・編成を担当。在職中に五輪・パラリンピックへの派遣、『Number』『文春オンライン』等への寄稿を経験。趣味は草野球で、1週間で20イニング投げることも。

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