谷繁元信、五十嵐亮太がセ・リーグの結末を展望! CS、日本シリーズへ各球団のキーマンは?

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CSファイナルステージは経験豊富な岡田監督(左)と監督初年度の阿部監督との戦いか? 【写真は共同】

 ペナントレースも佳境に入り、リーグ優勝争い、3位争いが混迷極まる今季のセ・リーグ。優勝するのは巨人か阪神か、3位に入りCS進出を決めるのはDeNAか広島か? そして、CSを勝ち抜き、日本シリーズに進出するチームは? 9月24日(火)に配信された「袴田彩会の野球を語らナイト!」では、谷繁元信さん、五十嵐亮太さんをゲストに、今季のセ・リーグの結末を占ってもらった。

優勝予想は巨人、阪神で意見が割れる

谷繁さんが予想するセ・リーグ優勝チームは? 【写真:スリーライト】

 まずは、谷繁さん、五十嵐さんのセ・リーグ上位3チームの最終順位予想はこちら。

◆谷繁さんの予想
1位:巨人
2位:阪神
3位:広島

◆五十嵐さんの予想
1位:阪神
2位:巨人
3位:広島



谷繁「巨人はマジック4が出ています(9月24日時点)。数字を見たら巨人が優位でしょう。昨日(9月23日)の直接対決で阪神が勝っていたら(阪神0-1巨人)、巨人の優勝が少し危うい雰囲気になっていたと思いますが、やっぱり巨人にとって昨日の勝ちが大きかった。3位の広島は、9月になって先発陣の調子がずっと悪かったけれども、さすがにそろそろ上がってくると思います。9月22日の中日戦で先発の森下(暢仁)投手が6回を2失点で抑えましたし、少しずつ上がってきている印象です。広島本来の戦い方が最後の最後でもう一度できるのではと読んでいます」

五十嵐「阪神はピッチャー陣が安定しています。クリーンナップで点を取れるチームだと思っていたけども、昨日(9月23日)の巨人戦で1点も取れずに負けたのは正直痛かった。でも、最後の最後で巻き返してくると思います。このまま順当に行けば巨人が優位ですが、阪神は昨年の優勝チームですし、ここから粘り強さを見せてくれると期待しています。3位の広島は谷繁さんと同じ見解です。こんなに厳しい期間が続いていたら今頃この順位にはいないはず。最後に広島らしい戦いをしてくるのでは、と見ています」

 巨人、阪神、DeNA、広島、4チームのそれぞれの対戦成績は、巨人と阪神が12勝12敗1分の五分。DeNAと広島はどちらも巨人、阪神に対して負け越している。巨人、阪神の実力が拮抗していてどちらが勝つか2人も頭を悩ますが、短期決戦に強いチームとはどんなチームだろうか?

谷繁「僕はバッテリーを含めたディフェンス力がしっかりしているチームが短期決戦で勝つ確率が上がると思います」

五十嵐「絶対的にピッチャーですね。あとはどう継投するかも大事なポイントです。バッターはいい投手が来たら攻略は難しい。守り勝てるチームが結果的に勝つと思います」

 投手力、守備力の差が勝敗を分けるという見解は2人とも同じだが、投手、守備ともに年間を通して高いレベルで安定感を見せていた巨人と阪神。生配信後に巨人はマジックを1に減らし、広島は4連敗で一時は借金生活に。2人の予想はどちらが当たるだろうか?

チームの命運を握るセのキープレーヤーたち

 続いて谷繁さん、五十嵐さんに、CS進出予想3チームそれぞれのキープレーヤーを1名ずつ選んでもらった。まずは谷繁さんから。

巨人:坂本勇人

谷繁さんは、最後は大ベテランの力が頼りになると予想する 【写真は共同】

「昨日の試合(9月23日:阪神0-1巨人 ※代打・坂本が7回にタイムリー)を見ましたか? あれなんですよ、僕が坂本(勇人)選手をキープレーヤーに挙げる理由は。こういうことが絶対に起こるし、大事な場面でこの男が打つか打たないかでチームの勝ち負けが決まってくる。打順は何番を打つかわかりませんが、今の状態だと6番あたりでしょう。吉川(尚輝)選手、岡本(和真)選手は4回に1、2回は出塁するので、ランナーを置いた場面で坂本選手に打順が回ってくる。そこで坂本選手が打つか打たないか。いろんなことを経験してきた大ベテランが、もう調子悪いとか言っていられませんよ」

阪神:佐藤輝明

谷繁さんは佐藤の大事な場面での勝負強さに期待する 【写真は共同】

「これも昨日の試合を見たらわかるでしょう。チャンスの場面で二つの三振です。佐藤(輝明)選手がどちらかでヒットを1本打っていればチームは勝っていたはず。そこですよね。昨日、一昨日(阪神1-0巨人)は短期決戦のような試合展開でした。僕がこの番組の数日前にキーポイントに挙げた選手が昨日、一昨日の試合で実際にやってくれたので説明しやすいです」

広島:末包昇大

末包が打てば点が入ると谷繁さんは話すが広島の巻き返しはあるか? 【写真は共同】

「ここなんですよ。末包(昇大)選手が打てば点が入るんです。こないだ逆転した時(9月21日:広島5-4巨人)は末包選手がタイムリーを打ったでしょ? これも僕がキープレーヤーに選んだ後でしたからね。ここ最近の試合は、僕がキーポイントに挙げた選手が打つか打たないかで、チームの勝ち負けがほぼ決まっているんですよ」

 続いて、五十嵐さんが挙げたキープレーヤーはこちら。

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