【データが示す攻守ベストイレブン/J1第30節】復活を遂げた東京の10番が攻守で活躍! 守備では磐田から2名選出

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守備的ベストイレブン 【画像提供:データスタジアム株式会社】

残留争い直接対決を制した磐田から外国籍選手2名が選出

 無得点と複数失点が2試合続いていた磐田からリカルド・グラッサとレオ・ゴメスが選ばれた。彼らは残留ラインを挟んだ勝点差5の16位柏レイソルとの「6ポイントマッチ」を無失点に抑えて勝利に貢献。前者は繋がれば決定機となるシーンを幾度となく対処。後者は球際に強く、中盤でボール回収役となった。この勝利によって磐田は16位柏との勝点差を2に、17位湘南ベルマーレとの勝点差を1に縮めた。

磐田は残留争いを左右するアウェイ戦に快勝している 【(C)J.LEAGUE】

 他には攻撃陣が好調の横浜F・マリノスを、オウンゴールによる1失点のみに抑えた京都からGKク・ソンユンと鈴木義宜が選出。前半早々に相手に退場選手が出たこともあり、GKのシュートセーブ機会は2回と少なかったが、相手が得意とするディフェンスライン背後を狙う攻撃に対し、両選手とも冷静に対応した。京都は連勝を3に伸ばし、第20節以降の後半戦は7勝2分け1敗と好調を維持している。

 2連勝中だった東京ヴェルディからは綱島悠斗、宮原和也を選出。相手は3連勝中で降格圏からの巻き返しを図っている北海道コンサドーレ札幌で、連勝中同士の対戦となった。綱島はアカデミー育ちの大卒2年目で期待度の高い選手。188センチ・80キロの体格を生かし、ゴール前でのクリアや相手のくさびのパスに対する守備で札幌の攻撃陣を抑えた。宮原は何度かあったパスカットやクリアで相手の決定機を阻止した。チームはこれで3連勝となり6位に浮上。次節も同じく残留争いをしているサガン鳥栖との戦いとなる。

 そのほか、6試合負けなしで10位まで順位を上げた新潟から舞行龍ジェームズ、3連勝で上位との差を詰めている神戸から井手口陽介、マチェイ・スコルジャ監督復帰初戦を1-0で終え、7試合ぶりの勝利を挙げた浦和レッズからマリウス・ホイブラーテンが選出されている。

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