2024プロ野球・スポーツナビ週間MVP

【週間MVP】安打記録を更新中、日ハム助っ人が断トツ 安定の投球を見せた広島・森下はセ投手トップに

データスタジアム株式会社

【写真は共同】

 スポーツナビでは2024シーズンのプロ野球で、週間MVPを選出する。野手では「wRAA(weighted Runs Above Average)」、投手は「RSAA(Runs Saved Above Average)」(いずれもその選手が平均的な選手と比較してどれだけチームの得点貢献を増減させたかを表す指標)を基に、「セ・リーグ野手」「パ・リーグ野手」「セ・リーグ投手」「パ・リーグ投手」の4部門で選手をランキング化する。トップに輝いた選手を、ぜひチェックしてほしい。

防御率ランキングでリーグ3位につける広島の右腕がトップ

 セ・リーグの投手では、7回2失点8奪三振と力投した森下暢仁(広島)が1位に輝いた。2位には5試合ぶりの白星を挙げたグリフィン(巨人)、3位には粘りのピッチングを見せた小笠原慎之介(中日)が名を連ねた。

【画像提供:データスタジアム株式会社】

1位 森下 暢仁(広島)
 8月27日の中日戦に登板。味方の援護に恵まれず負け投手となったものの、7回2失点の力投を見せた。3回に3者連続三振を記録するなど計8奪三振をマーク。逆転のタイムリーを打たれた4回を除けば許した走者は3人のみと、安定したピッチングが光った。

2位 グリフィン(巨人)
 8月28日のヤクルト戦に先発。村上宗隆から2つの三振を奪うなど、計8奪三振の力強いピッチングを披露。6回5安打2失点と先発の役割を果たし、チームの4連勝に貢献するとともに、昨季の勝ち星に並ぶシーズン6勝目を手にした。

3位 小笠原 慎之介(中日)
 8月28日の広島戦では、計9安打を許す苦しい展開となりながらも、粘り強い投球でゲームメーク。失点を4回の2点のみに抑え、8回まで投げ抜いた。前回登板で左肘に打球を受けたことで12日ぶりの登板となったが、その影響を感じさせない力投だった。

トップはロッテ打線を無失点に封じた鷹の右腕

 パ・リーグの投手でトップに立ったのは、8月8日の登板に続いてロッテから白星を挙げた石川柊太(ソフトバンク)。2位には本拠地のマウンドで力投を披露した佐々木朗希(ロッテ)、3位には制球力を武器に好投を見せたバーヘイゲン(日本ハム)が続いた。

【画像提供:データスタジアム株式会社】

1位 石川 柊太(ソフトバンク)
 9月1日のロッテ戦で先発し、6回無失点の好投で今季4勝目を挙げた。2回に迎えた1死一三塁の場面では、中村奨吾と安田尚憲から連続三振を奪ってピンチを脱出。その後も走者を背負いながら要所を締め、相手にホームを踏ませないまま救援陣にバトンをつないだ。

2位 佐々木 朗希(ロッテ)
 8月30日のソフトバンク戦に先発。7イニングを3安打無失点に抑えて7勝目をマークした。圧巻だったのは6回。この回は自慢のストレートを封印し、周東佑京、牧原大成、今宮健太の打者3人をすべて変化球の10球で三者三振に斬って取った。

3位 バーヘイゲン(日本ハム)
 8月31日の西武戦で先発。白星こそつかなかったものの、7回無失点の好投を披露した。2回に2本のヒットでピンチを招いたが、終わってみれば許したヒットはこの2安打のみ。制球力を武器に内野ゴロの山を築き、スコアボードにゼロを並べた。

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日本で唯一のスポーツデータ専門会社。 野球、サッカー、ラグビー等の試合データ分析・配信、ソフト開発などを手掛ける。

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