2024プロ野球・スポーツナビ週間MVP

【週間MVP】33イニング連続無失点継続の右腕が堂々トップ 野手陣は阪神、ソフトBの主力打者が上位を占める

データスタジアム株式会社

【写真は共同】

 スポーツナビでは2024シーズンのプロ野球で、週間MVPを選出する。野手では「wRAA(weighted Runs Above Average)」、投手は「RSAA(Runs Saved Above Average)」(いずれもその選手が平均的な選手と比較してどれだけチームの得点貢献を増減させたかを表す指標)を基に、「セ・リーグ野手」「パ・リーグ野手」「セ・リーグ投手」「パ・リーグ投手」の4部門で選手をランキング化する。トップに輝いた選手を、ぜひチェックしてほしい。

竜の若き右腕が今季4度目のトップに輝く

 セ・リーグの投手部門では、現在33イニング連続無失点中の髙橋宏斗(中日)が1位に輝いた。続く2位には7回1失点の力投を披露した大瀬良大地(広島)が、3位には高い奪三振能力を発揮したウィック(DeNA)がランクインした。

【画像提供:データスタジアム株式会社】

1位 髙橋 宏斗(中日)
 7月30日のヤクルト戦に先発。初回の1死一二塁のピンチを切り抜けると、その後は5イニング連続で三者凡退に打ち取った。最終的には7回を投げ、無失点9奪三振でキャリアハイの8勝目をマーク。7月は4戦4勝、防御率0.00と驚異的な成績を残した。

2位 大瀬良 大地(広島)
 8月1日のDeNA戦に先発し、7回1失点の力投を披露。被安打7、4四死球と多くの走者を背負いながらも、粘りのピッチングで最少失点に抑えた。本調子でないながらもしっかりと試合をつくり、チームの3連勝に貢献した。

3位 ウィック(DeNA)
 DeNAの助っ人リリーバーが3位にランクイン。7月30日の広島戦で3番手として登板し、2イニングを投げて無失点3奪三振。8月1日の試合では同点の6回に登板すると、力強い直球と大きく曲がるカーブのコンビネーションで3つのアウトをすべて三振で奪った。

ロッテから2投手がランクイン

 パ・リーグの投手では、粘りの投球で劇的勝利を呼び込んだ小島和哉(ロッテ)がトップに立った。2位には7回無失点の力投で今季6勝目を手にした種市篤暉(ロッテ)、3位にはリリーフの水上由伸(西武)がランクインした。

【画像提供:データスタジアム株式会社】

1位 小島 和哉(ロッテ)
 7月30日の西武戦で後半戦初先発。3-3で迎えた7回に3番・蛭間拓哉に適時三塁打を打たれて勝ち越しを許すも、続く打者から三振を奪いこの回を最少失点に抑えた。計11安打を浴びながらも7回を投げきり、チームは最終的に7-6で劇的なサヨナラ勝利を収めた。

2位 種市 篤暉(ロッテ)
 8月4日のオリックス戦に先発。直近2登板は大量失点が続いていたが、クイック投球を修正して臨んだ今回のマウンドでは、走者を背負った場面でも落ち着きのあるピッチングを見せ、7回無失点8奪三振。今季6勝目をつかみ取った。

3位 水上 由伸(西武)
 西武の救援右腕が3位にランクイン。対象期間中は2試合に登板。計3回1/3を投げて3失点はしたものの、3奪三振、四死球はゼロと一定の存在感を示した。久々の一軍マウンドとなった7月28日から、ロングリリーフを担うなどしてチームに貢献している。

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日本で唯一のスポーツデータ専門会社。 野球、サッカー、ラグビー等の試合データ分析・配信、ソフト開発などを手掛ける。

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