ファーム成績から見るパ・リーグ「有望株」 まだいる伸び盛り若鷹、水谷に続く日本ハム新星は?
順調な成長を遂げているロッテの若手たち
【画像提供:データスタジアム株式会社】
次に、4年目を迎えた中森俊介も先発として、リーグ平均より優れた奪三振率と与四球率を記録。投球の65%を占めるストレートの球威が長所で、5月19日のDeNA戦で記録した7個の三振すべてを直球で奪っている。新人投手では、ドラフト3位の木村優人が5月17日に公式戦デビュー。ここまで3試合の登板ながら平均球速147.1キロと非凡な速球を披露しており、今後が楽しみな若手右腕である。
最後に、大卒社会人出身で入団2年目を迎える高野脩汰を取り上げたい。真上から投げ下ろすフォークを武器に高い奪三振率を記録しており、ここまで一軍でも9イニングで10個の三振を奪っている。二軍では非常に優れた成績を残しており、オーバースローの左腕という希少性を生かして一軍での活躍が期待される存在だ。
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上田と同じ内野手では、3年目の池田来翔がOPS.792と好成績を残している。四球の少なさに表れているように積極的な打撃スタイルが特徴だが、一軍では24打数2安打と苦戦しているようだ。このほか、外野手では4年目の山本大斗がリーグ3位タイの6本塁打を記録。優れた長打力でアピールしていることに加え、ライトの守備得点ではリーグトップを記録するなど、ディフェンスでも光るものを示している。
最後に、高卒ルーキーの寺地隆成を取り上げたい。寺地は捕手ながら打率.276と優秀な数値を記録。また、三振割合や四球割合もリーグ平均より優れており、バットコントロールの良さが表れている。一方で、盗塁阻止率.143など守備面ではまだまだ課題も多い。打力に優れる捕手は希少のため、寺地が打てる捕手として成長できるようであれば、チームの未来も明るいものとなる。
オリックスの次なるスター候補たち
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次に、高卒2年目の齋藤響介が存在感を示している、二軍ではリーグ平均を超える平均球速を記録するなどスケールの大きさを見せており、一軍でも4試合に先発して防御率0.47をマークしている。6月8日にはプロ初勝利を挙げており、近い将来の中心選手として活躍が期待される若手右腕だ。
最後に、リリーフ投手から才木海翔を取り上げる。育成選手として今季を迎えた右腕は、故障の影響もあって二軍での初登板が5月4日と出遅れ、ここまでの投球回はわずか5回2/3。防御率は6点台と振るっていないものの、奪三振能力や平均球速149.4キロが評価されて5月24日に支配下登録を勝ち取っている。5月終盤からは一軍で登板を重ね、3回2/3を投げて5奪三振と持ち味を発揮している。
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最後に、高卒ルーキーの成績を確認したい。ドラフト1位の横山聖哉は打撃成績でリーグ平均には届いておらずバットで少し苦戦するも、ショートの守備得点ではリーグ2位を記録するなど、ディフェンス面は今後を期待させる成績を残している。
そして、ドラフト4位の堀柊那も捕手として多くの試合で起用されている。打撃成績では三振の少なさが特徴で、上位指名の横山聖と同等のOPSを記録。ショートやキャッチャーは優れた選手を確保するのが難しいポジションであるが、横山聖はすでに一軍デビューを果たすなど、オリックスでは高卒ルーキーがまずまずな滑り出しとなっている。