EURO2024で指揮を執る24人の監督を格付け 「指導者+現役時代」の実績でデシャンに迫るのは?
最激戦区のグループBは、(左から)イタリアのスパレッティ、アルバニアのシウビーニョ、クロアチアのダリッチ、スペインのデ・ラ・フエンテと監督も多士済々だ 【Photo by Christian Charisius/picture alliance via Getty Images】
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“死の組”で代表監督としての実績が抜きん出るのは?
●Aランク
ムラト・ヤキン(スイス代表/49歳)
スティーブ・クラーク(スコットランド代表/60歳)
●Bランク
マルコ・ロッシ(ハンガリー代表/59歳)
ユリアン・ナーゲルスマン(ドイツ代表/36歳)
2022年のカタール・ワールドカップ(W杯)でスイスをベスト16入りに導いたヤキンは、現役時代に国内の強豪バーゼルでキャプテンを務めるなど、当時から優れたリーダーシップの持ち主だった。自身もスイス代表のセンターバックとしてEURO2004に出場。実弟のハカン・ヤキンとともに長く代表の主軸を担った。引退後は古巣バーゼルを国内リーグ連覇にも導いており、「A」評価は妥当だろう。
元スコットランド代表DFのクラークはチェルシーのレジェンドの1人で、FAカップとカップ・ウィナーズ・カップを制するなど1980~90年代に活躍。指導者となってからはジョゼ・モウリーニョ監督のアシスタントとしてチェルシーの黄金期を支え、キルマーノックの監督時代にはスコットランドの年間最優秀監督にも選ばれている。
前回のEURO2020で母国を6大会ぶりの出場に導いたクラークをAランクとした一方で、同じくこの大会でグループステージ敗退に終わったものの、フランス、ドイツと引き分ける大健闘を見せたハンガリーのイタリア人監督ロッシは、ワンランク下の査定。現役時代の知名度の低さと、クラブチームの監督実績がマイナーリーグのそれに限られる点がその理由だ。スイーパーとしてサンプドリアでコッパ・イタリアを制した過去はあるが、キャリアの大半を下部リーグで過ごし、イタリア代表入りも叶わなかった
ドイツきっての若手戦術家、ナーゲルスマンも評価は「B」止まり。ブンデスリーガ史上最年少の28歳で監督に就任したホッフェンハイムに、クラブ史上初のチャンピオンズリーグ(CL)出場権をもたらしただけでなく、30代の若さでバイエルンというメガクラブを率いてリーグ制覇(2021-22シーズン)を成し遂げたキャリアはスペシャルだ。とはいえ代表監督となってまだ日が浅く、20歳で現役を引退した選手時代の実績の乏しさもマイナス材料となった。
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