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【リニューアル】タイガー・ウッズが求める性能を実現！2024年最新「TOUR B X」「TOUR B XS」を語る

スポナビGolf 2024年5月7日 8:00

【スポナビGolf】

2024年に入り、各メーカーのゴルフボールが次々とモデルチェンジしています。今回はゴルフライターの鶴原弘高さん、クラブフィッターの小倉勇人さん、ティーチングプロの石井良介さんに、2年ぶりにリニューアルした「TOUR B X」と「TOUR B XS」について語っていただきました。

人気の「TOUR B X」と「TOUR B XS」もリニューアル

【スポナビGolf】

石井：まず、ブリヂストン「TOUR B X」「TOUR B XS」が2年ぶりにリニューアルして新発売されました。2人とも打ちましたよね？

鶴原：打つと「なるほどな」と分かる2モデルになっていますよね。

石井：前々作がちょっと硬めなフィーリングだったんです。前作のTOUR B Xの時にちょっと柔らかい乗り感みたいになって「これは変わった」と確かになりましたね。

鶴原：前作でガラッと変わって、ちょっとXSっぽい感じも出てた。今回「ディープ感」というのをタイガー・ウッズに求められて目指して作ったみたいだけど、ボールの打感を変えるのは大変なことだと思う。

小倉：性能も変わりますからね。

鶴原：そう、重さとかのルールにがんじがらめでいろいろある中で、性能を変えずにフィーリングだけ変えるのはものすごく大変だと思うけど、それをちゃんとやってきた。今回のTOUR B Xは重みのある感じがアプローチに出ていますね。

僕は久しぶりにTOUR B XSを打ったんですけど、XSを打つとドライバーのスピンが昔ほど多くないんですよ。これでアプローチとかアイアンで打つと、XSの方がグシュッとつぶれる感覚を得やすいし、アプローチスピンもXと比べて当然かかりやすいと考えると、ドライバーもXSで飛ばせるんじゃないかと感じる。それなら、フィーリングのいいXSでいけるんじゃないかと思った。

【スポナビGolf】

小倉：TOUR BのXとXSが近寄った感じはしましたね。Xが柔らかくなってスピンが増えたというよりは、XとXSの性能はそのままにフィーリングが寄ったというのがすごい進化だなと思います。

鶴原：僕もどっちを使おうかと考えて、相当悩んだ。どっちも魅力があるし、正直どっちかしかダメと言われたら「どっちでも良いです」って答えるくらいの感覚かな。

石井：僕はドライバーやアイアンを打つときはしっかり感のある球離れのいい方が好きだけど、グリーンサイドに行ったらXSの乗っている持ちの長い感じがよい。「それが両立できたら最高」みたいな話を何年も前からしてたんですよね。Xの方が、グリーン周りのフィーリングがXSっぽいちょっと乗る感じがするので、どっちでも良いと感じますね。

小倉：自分が好きなフィーリングで選んでも良い気がする。グリーン周りで遊ばせてもらったときは、やはりXSの方が「キュキュッ」っていう自分で声が出るようなアプローチが打てるんですよね。フェースに乗っている柔らかさがそういうところにあらわれるんでしょうけど、低く出て本当にキュッと止まる感じがXSは出せる。そういうのを楽しみたい人はXSの方がいいでしょう。ちょっとだけでも高さが出てくれる方が楽に考えるのであれば、Xの方がいいのかなというそれくらいの差でした。