充実の戦力で連覇に向けて突き進む阪神 不安要素は「レギュラーと控え選手の格差」?
打力に課題を抱える捕手陣
【データスタジアム株式会社】
大山悠輔を中心とした強力な内野陣
33.1点のプラスを生み出した主砲の大山。押しも押されぬチームの顔になっている 【写真は共同】
一方、内野陣は主力の存在が絶大で、控え選手との格差が非常に大きいのが特徴だ。オープン戦では主力の成績が振るわないことが、チームの低勝率に直結してしまっており、ここまでの実戦でレギュラーを脅かす存在が現れていない点は気になるところ。昨季は主力が大きな故障もなくシーズンを過ごせたが、有事の際にはチーム力が大幅に低下するリスクを抱えている。
台頭が待たれる両翼の外野手
残るライトは、2022年のドラフト1位ルーキーである森下翔太の起用が基本線になると思われる。昨季は後半戦からポストシーズンにかけて実力をしっかりと示した。侍ジャパンのメンバーにも選ばれるなど、チーム内外からの期待も高く、今季を飛躍のシーズンにしたいところだ。
最小限の動きに留めたオフシーズン、まだまだ伸びしろを秘める
今季もセ・リーグの優勝争いは阪神を中心に展開されると予想されるが、他球団の包囲網を突破して球団初の連覇を成し遂げられるか。