【笠松競馬 10R マーチカップ 予想】実績と近況の走りから馬券の軸はツムタイザンで正解

情報提供:オッズパーク

写真はイメージです。笠松競馬場の実際とは異なります 【写真:アフロスポーツ】

(全国公営競馬専門紙協会 競馬エース 竹中嘉康)

 今日の笠松競馬のメインは2023年度、最後の重賞となる第45回マーチカップ。北陸・東海・近畿交流だが、今年は金沢からの参戦はなし。となると近況の実績でリードするのが兵庫のツムタイザン。今年に入ってから新春賞4着、白鷺賞3着と重賞で連続好走。前走では2番手からの競馬ができており、小回りの笠松にも難なく対応できそうで地力通りの評価で素直に中心視したい。

 これに負けず劣らずの充実ぶりを示しているのがセイルオンセイラー。転入後は地元でパッとしない成績が続いていたが、輸送がプラスに出たのか笠松では本来のスピードを発揮して2走前に重賞・ウインター争覇を快勝。続く前走も2組であっさり逃げ切り連勝中。1枠からハナさえ切れれば、兵庫勢が相手でも互角以上にやれる。兵庫サンライズラポールは3走前の摂津盃でツムタイザンと0秒3差の3着。ほぼ互角と言える地力はあるだけに前走をひと叩きした上積みがあれば、ここでも好勝負できるはず。

 昨年のこのレースを勝ち連覇を狙うのがロッキーブレイヴ。そのマーチカップ勝ち以降の成績が冴えないが、ひと叩きされた上積みとコース相性の良さを考えれば巻き返し十分。10歳になったが底力上位の兵庫メイプルブラザー、昨秋以降となるが、東海ダービー2着の実績が光る4歳馬ツミキヒトツも上位争い可能な力を秘めている。
◎(5)ツムタイザン 兵庫で17戦11勝、2着4回、3着2回。2歳時に園田ジュニアカップ、昨年8月に摂津盃勝ちとハイレベルな活躍をしてきた実力馬。6歳になった今年も新春賞4着、白鷺賞3着と衰えは感じられず、このメンバーでは地力上位と言っていい存在。他地区への遠征が初になる点だけ克服できれば勝機十分だ。

〇(1)セイルオンセイラー 中央で3勝を挙げ昨年11月に名古屋へ移籍。地元では3走していいところがなかったが、初の笠松遠征となった2走前でウインター争覇勝ち、前走もA-2組を快勝とコース相性の良さを見せている。兵庫勢が相手でも得意の笠松でハナを切れれば好勝負できそう。
▲(10)サンライズラポール 中央で4勝を挙げ、オープンでも2着と実績は十分。昨年7月に兵庫へ移籍後は3着が最高だが、摂津盃では◎に推したツムタイザンから0秒4差と大きな力量差はないはず。昨年9月に笠松オータムカップに参戦し5着とコース経験があるのも心強い材料だ。

△(3)ロッキーブレイヴ 昨年のこのレース、そして一昨年のオータムカップと笠松で重賞2勝。マーチカップ以降はやや勢いは薄れているが、約8カ月ぶりだった前走では2組とはいえ0秒4の4着とメドの立つ走り。ひと叩きして昨年勝ったここへ矛先を向けてきたローテに好感が持てる。
x(9)メイプルブラザー 中央で5勝をマークし、7歳の1月に兵庫へ転入。その後は重賞勝ちこそないものの、昨年5月に兵庫大賞典2着。また、笠松に1走だけ転入し、東海ゴールドカップ4着の実績がある。10歳になり近況はなかなか掲示板にも載れてないが、底力のある馬だけに注意が必要。

x(2)ツミキヒトツ 笠松デビューの生え抜き。これまでの3勝はすべて笠松デビュー馬限定のレースだが、昨年の東海ダービーで2着など、東海地区で上位の実績を残してきた素質馬。昨年の9月以来、約6カ月ぶりになるが、調教を見る限り太め感はなく仕上げは順調で、初戦から警戒したい。
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