【J1優勝予想オッズ】9季ぶりV狙う広島が1番人気3.7倍、前年王者・神戸は意外な低評価?

スポーツナビ

優勝予想も「混戦」だが、現時点の1番人気は広島 【(C)J.LEAGUE】

 サッカーのJ1リーグ2024シーズンが第2節まで終了した。開幕から2試合を終え、連勝スタートを決めたチームはなんとゼロ。今季のJ1は早くも混戦の様相を呈している。ある意味、波乱の幕開けとなったわけだが、現時点でサポーターの皆さんはどのチームを優勝候補と見ているだろうか。

 スポーツくじ『WINNER』では現在、J1の2024シーズン優勝くじを販売中。3月8日(金)午前9時01分時点の人気、オッズの数字などからサポーター、ファンの見解、傾向などを分析していきたい。

 なお、『WINNER』ではJ1と合わせてJ2、J3の2024シーズン優勝予想くじも販売。いずれもインターネットでの販売締め切りは3月9日(土)13時50分となっている。

上位拮抗の混戦気配、広島にV後押しの声

 まずは、上位人気のチームを見ていこう。1~5番人気に支持されているチームは以下の通りだ。

サンフレッチェ広島 3.7倍
横浜F・マリノス 4.1倍
鹿島アントラーズ 4.4倍
浦和レッズ 4.6倍
川崎フロンターレ 5.3倍


 この人気の並びとチームの顔ぶれを見て、どのような感想を持っただろうか。9日午前9時01分時点での1番人気はサンフレッチェ広島。ただ1チームだけオッズ3倍台と、頭一つ抜けた支持を集めている。広島は2022、23年と2シーズン続けて3位と安定した強さを発揮。また、スポーツナビが配信している「2024シーズンJ1戦力ランキング」で3位、「識者3人によるJ1展望座談会コラム」では全員がAクラス指名、さらには「データで予測するJ1優勝予想」でも2位と、いずれも高い評価を得ている。
 そして昨シーズン、横浜F・マリノスと川崎フロンターレの神奈川2強体制が崩れたこと、そして冒頭に挙げたように開幕連勝スタートを決めたチームがいない混戦模様となれば、安定感のある広島に大いにチャンスありと見て投票するサポーターが増加したのかもしれない。まして、今シーズンは広島に待望の新スタジアムがオープンした。時は来た、とばかりに9シーズンぶりの優勝を後押しする声が形となった1番人気とも言えそうだ。

浦和は開幕ダッシュ失敗の影響か、支持伸び悩む

 2~5番人気の横浜F・マリノス、鹿島アントラーズ、浦和レッズ、川崎フロンターレは人気と実力を兼ね備えたチーム。これらがオッズ上位人気に来るのは想定通りといったところか。

 その中で横浜F・マリノスは過去5年で優勝2回、2位も2回と抜きんでた実績。最終的には広島を抜いて1番人気になる可能性も十分にある。しかしながら、31年前のJリーグオープニングマッチと同じ東京ヴェルディ戦の第1節は劇的逆転勝利で開幕星を飾ったものの、ホームにアビスパ福岡を迎えた第2節で早くも土。今シーズンから指揮を執るハリー・キューウェル新監督の手腕も未知数であることから、2番人気に甘んじているのはこの辺りにやや不安を感じられているのかもしれない。

 3番人気の鹿島は開幕から1勝1引き分けとまずまずの出足だったが、対照的にV候補筆頭の呼び声も高かった浦和は1引き分け1敗とまだ勝利がなく、オッズも4番人気にとどまっている。振り返れば昨シーズンも開幕2連敗を喫しスタートダッシュに失敗。今年も連敗こそ逃れたが、サポーターが期待する好発とはいかなかった。その期待の大きさの反動から、現時点では支持が今一つ伸び悩んでいるか。

神戸の6番人気5.4倍をどう判断するか

 一方、連覇を狙うヴィッセル神戸は上位5番人気に入れず、まさかの6番人気で5.4倍。昨シーズンの王者に対してこの数字はやや評価が低いようにも感じられる。

 前年のチャンピオンという立場に胡坐をかくこともなく、さらにチームがレベルアップするように新戦力を積極的に補強。スポーツナビが配信している「J1リーグ全20クラブの補強診断」ではB評価を獲得し、「2024シーズンJ1戦力ランキング」、「データで予測するJ1優勝予想」では堂々の1位だ。それだけにもっと人気が上がってもいいはずだが……。これは第2節で柏レイソルに早くも今季初黒星をつけられてしまった影響もあるのかもしれない。

 ただ、神戸に投票しようと考えている人にとっては人気が上がって来ないのはむしろ好都合とも言えそう。確かに神戸に限らずどのチームにとっても今のJ1で連覇を達成するのは難しいと考えられているのかもしれないが、昨年の勢いを本物の実力に変えて今年もトップを突っ走るだろうとチームを信頼するのであれば、このオッズは美味しい配当になる。

人気の面でもダークホースはJ1初昇格の町田

 もう1チーム、1ケタオッズの支持を集めているのが待望のJ1初シーズンとなるFC町田ゼルビアだ。7.1倍の7番人気とJ1のビッグクラブに迫る勢いを見せている。

 昨シーズン、クラブ史上初となるJ2優勝を達成し、クラブ創設35年目にしてJ1初昇格。2018年秋から経営に参画したサイバーエージェントは昨季から本格的なテコ入れを行い、今シーズンに向けても大型補強でさらにチーム力を磨いている。開幕戦はガンバ大阪を相手に1-1のドローに終わったが、第2節で名古屋グランパスを2-1で下しJ1初勝利。V候補・鹿島をホームに迎えての第3節の結果次第では、今シーズン最大のダークホースとなるかもしれない。

 同じく昇格組では、16年ぶりのJ1復帰となった東京ヴェルディは25.6倍、1年で復帰したジュビロ磐田は39.7倍のオッズをつけている。

大穴はどのチーム? 最低人気は京都の88.7倍

 最後に下位人気のオッズも見てみよう。

京都サンガF.C. 88.7倍
湘南ベルマーレ 83.1倍
サガン鳥栖 66.3倍
北海道コンサドーレ札幌 55.1倍
ジュビロ磐田 39.7倍

 それぞれのチームのサポーターにとっては悔しい評価かもしれないが、裏を返せば1口200円の投票でも大きな配当になって戻ってくる可能性があるということ。どうか気を落とさず、師走のころには一発大穴で大儲けしているシーンを想像しながら“夢”を買うつもりで投票するのも一考だ。

 また、『WINNER』の購入は自分の財布を厚くすることだけが目的ではない。売り上げの一部はリーグを通じて各クラブに還元されるシステムにもなっていることから、自分の投票した額がひいきのチームを強くする資金にもつながっている。いわば、くじ購入は将来への“投資”という面でも価値があるというわけだ。

 そして『WINNER』では優勝予想のほか、J1~J3まで毎節、全試合を対象とした勝敗予想くじを販売。純粋に優勝予想や勝敗予想をするもよし、将来チームが強くなることを願って投資目的で投票するもよし、それぞれのスタイルで『WINNER』のスポーツくじとともに2024シーズンのJリーグを楽しんでいただきたい。

 なお、ここに挙げたオッズは3月8日(金)9時01分時点の数字であり、今後の投票状況次第では大きく変動する可能性もある。実際にくじを購入する際には関連リンクにある投票サイトでオッズをしっかりと確認しよう。

(文・森永淳洋)
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