M・デムーロが惚れ込む砂の新星、GI戦線へ重賞3連勝狙う! 2.29かきつばた記念展望
昨年はウィルソンテソーロが重賞初勝利を挙げて飛躍の舞台となったかきつばた記念、今年もGI戦線を目指し豪華メンバーがそろった 【提供:愛知県競馬組合】
サウジカップ遠征により日本のダートトップホースが不在の中で行われたJRA・GIの開幕戦フェブラリーステークスは11番人気ペプチドナイルが勝つ波乱で幕を閉じたが、かきつばた記念からも春の国内王者へ名乗りを挙げる新勢力は出てくるのか。有力馬の紹介と展望をしていこう。
重賞連勝中、充実のサンライズホーク
芝でのデビュー戦で大敗後、すぐにダートに転向し4連勝で一気のオープン入りを果たしたように、もともと高い素質を見せていた馬。近2走での変身の要因は「距離延長」と「ブリンカー」にある。上級のスピード自慢がそろうオープンの1200mでは頭打ちとなったことから、道中の運びが楽になるように距離を200m延ばし、集中力を高めるためにブリンカーを装着。これはいずれもミルコ・デムーロ騎手の進言によるものだという。
これがズバリと当たり、1400m初戦のサマーチャンピオンでは気分良くハナを切ってそのまま逃げ切り。続く兵庫ゴールドトロフィーは2番手の好位から抜け出す横綱相撲。デムーロ騎手が「すごく良い馬」と惚れ込む逸材が、真の飛躍へと大きな翼を広げ始めたと言っていい。
また、2月18日のフェブラリーステークスにも登録があり出走できる資格は得ていたが、回避してこちらに矛先を定めたという経緯もある。これは賞金を着実に加算し、かしわ記念、さらに1年の大目標・JBCスプリントの出走権利を確かなものにするためだろう。今年のJBCは佐賀競馬場での開催であり、昨年のサマーチャンピオンと同じ舞台。サンライズホーク陣営にとってはどうしても譲れないチャンスなのだ。
※リンク先は外部サイトの場合があります
重賞4勝のシャマル、4歳代表のぺリエール
※リンク先は外部サイトの場合があります
※リンク先は外部サイトの場合があります