22歳の新星トリオ、蟬川泰果、中島啓太、平田憲聖が、 国内男子メジャーで世界を見据えた戦いに挑む

北村収

国内男子メジャー初戦は22歳の新星トリオに注目 (左から蟬川、中島、平田) 【Photo by Kenta Harada/R&A/R&A via Getty Images】

 国内男子ツアーの今季初メジャー「BMW 日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ」が、6月1日から4日まで茨城県の宍戸ヒルズカントリークラブ(西コース)で開催される。若手が活躍していている今シーズン。注目を集めているのは22歳の3選手だ。

※リンク先は外部サイトの場合があります

賞金ランキングでトップを走る蟬川泰果

 ベテランを凌ぐ勢いを見せ、賞金ランクトップに立っているのが蟬川泰果だ。プロとして迎えた今シーズンは、国内2戦目となる4月の「関西オープンゴルフ選手権競技」で優勝。直近3試合は3位、2位、5位と優勝争いに絡んでいる。先週のミズノオープンでは最終日に「63」を出しており、絶好調で今季初メジャーに乗り込む。

※リンク先は外部サイトの場合があります

 蟬川は昨年、アマチュアとしてツアー2勝という史上初の記録を達成。メジャーの日本オープンもアマチュアとして制するという快挙も成し遂げた。「BMW 日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ」には初出場となるが、プロとしてのメジャー初勝利に注目が集まる。

賞金ランクトップの蟬川泰果 【Photo by Kenta Harada/R&A/R&A via Getty Images】

先週はプレーオフで惜敗。プロ初勝利を狙う中島啓太

 今季は常に上位に入る活躍で賞金ランキング5位につけているのが中島啓太だ。世界アマチュアランキングNo1だった中島は昨年9月にプロ転向。アマチュア時代にツアー優勝を果たしており、プロとしての初勝利もいつ達成してもおかしくない状況だ。先週の「ミズノオープン」ではプレーオフまで持ち込んだが、惜しくも優勝を逃した。

 プロ入り前からマスターズ、全米オープン、全英オープンと世界メジャーの出場経験があり、世界の難コースで腕を磨いてきた中島。難コースとしても知られる宍戸ヒルズでも、アマチュアとして出場した昨年は3日目に「66」を出すなどの好プレーを披露している。メジャーの厳しいセッティングだからこそ発揮される、中島の底力に期待が集まる。

賞金ランクで5位につける中島啓太 【Photo by Kenta Harada/R&A/R&A via Getty Images】

1/2ページ

著者プロフィール

1968年東京都生まれ。法律関係の出版社を経て、1996年にゴルフ雑誌アルバ(ALBA)編集部に配属。2000年アルバ編集チーフに就任。2003年ゴルフダイジェスト・オンラインに入社し、同年メディア部門のゼネラルマネージャーに。在職中に日本ゴルフトーナメント振興協会のメディア委員を務める。2011年4月に独立し、同年6月に(株)ナインバリューズを起業。紙、Web、ソーシャルメディアなどのさまざまな媒体で、ゴルフ編集者兼ゴルフwebディレクターとしての仕事に従事している。

新着記事

編集部ピックアップ

コラムランキング

おすすめ記事(Doスポーツ)

記事一覧

新着公式情報

公式情報一覧

日本オリンピック委員会公式サイト

JOC公式アカウント