アマの馬場咲希が2ヶ月ぶりに国内参戦! 前年覇者で昨季年間女王の山下美夢有などが今季初の国内メジャーに挑む

北村収

オーガスタ女子アマでは5位に入った馬場咲希 【Photo by David Cannon/Getty Images】

 国内女子の今季初メジャー「ワールドレディスチャンピオンシップサロンパスカップ」が、5月4日から7日まで茨城県の茨城ゴルフ倶楽部(西コース)で開催される。注目を集めるのは今年国内ツアー2戦目となるアマチュアの馬場咲希だ。

オーガスタ女子アマは5位だった馬場咲希

 3月の国内女子ツアー「Tポイント×ENEOS ゴルフトーナメント」で16位タイに入った馬場はその後渡米。3月29日、30日、4月1日の3日間で開催されたオーガスタ女子アマに出場した。ショットが不調で2日目を終えて14位だったが、男子メジャーのマスターズのコースであるオーガスタナショナルGCで行われた最終日にベストタイのスコアを出して順位を上げ5位に。昨年の全米女子アマのチャンピオンとしての底力を見せつけた。

 翌週に開催されたマスターズ会場でも姿を見せ、松山英樹など世界の男子トッププレーヤーのプレーに刺激を受けた。その後は米国女子メジャーのシェブロン女子選手権に出場。この試合でもショットが安定せず2打足りずに予選落ちを喫した。

 この米国での2試合は、成績面では満足のいくものではなかったが、ドライバーの飛距離では世界の強豪にも引けを取らなかった。スケールの大きなプレーぶりは、日本のファンだけでなく世界からも改めて注目を集めていた。

 自身のインスタグラムで、「オーガスタ女子アマからシェブロン選手権終了までの約1ヶ月間、アメリカでの生活は初めての体験ばかりでとても楽しく、充実した1ヶ月でした」と振り返った馬場。国内参戦に向けて、「しっかり調整できるよう頑張ります」と決意を述べていた。

 2ヶ月ぶりの国内参戦となる馬場には多くの観客が注目するだろう。大ギャラリーの応援を受けてどこまで調子を取り戻せるか?ショットの安定感が戻れば、アマチュアながら優勝候補の一人であることは間違いない。

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著者プロフィール

1968年東京都生まれ。法律関係の出版社を経て、1996年にゴルフ雑誌アルバ(ALBA)編集部に配属。2000年アルバ編集チーフに就任。2003年ゴルフダイジェスト・オンラインに入社し、同年メディア部門のゼネラルマネージャーに。在職中に日本ゴルフトーナメント振興協会のメディア委員を務める。2011年4月に独立し、同年6月に(株)ナインバリューズを起業。紙、Web、ソーシャルメディアなどのさまざまな媒体で、ゴルフ編集者兼ゴルフwebディレクターとしての仕事に従事している。

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