【2023年最新】ティーチングプロ石井さんが私物のフェアウェイウッド3本を語る

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ティーチングプロの石井良介さんに、いま愛用中のフェアウェイウッド3本について語っていただきました。「どれも甲乙つけがたい」と語るフェアウェイウッド3本を石井さんはどのように選んだのでしょうか。それぞれのクラブのポイントをぜひチェックしてみてください。

石井プロ私物のフェアウェイウッド3本

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2023年、私はフェアウェイウッドをいろいろ試しています。今回紹介するのは全部私物です。2022年はドライバーをいっぱい買いましたが、2023年はフェアウェイウッドをいっぱい買っています。

まず、いま一番使っているのは、PING「G430 MAX フェアウェイウッド」。エースクラブとしてメインで使っています。

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そして、2023年の新モデル、キャロウェイ「パラダイム トリプルダイヤモンド フェアウェイウッド」。

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そしてテーラーメイド「ステルス2 プラス フェアウェイウッド」です。

1本目:PING「G430 MAX フェアウェイウッド」

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もともとフェアウェイウッドは、キャロウェイ「EPIC SPEED フェアウェイウッド」を使用していました。不満があったわけではないんですが、組んでいるシャフトが重くて硬いモデルを選んでいた関係で「もう少し楽にしたい」と思ったのがきっかけでした。それで2022年の年末にPINGがG430を発表したときに5番ウッドを1本買ってみたのです。

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PING「G430 MAX フェアウェイウッド」にはThe ATTAS V2 7Xというシャフトが入っています。

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構えたときにちょっと左を向いているような気がしたので、ロフトは18°表記ですが、ネックの部分で-1°の17°に調整しています。

PINGのフェアウェイウッドは球が上がりやすくてやさしく球を拾いやすいので、以前G400やG410シリーズのフェアウェイウッドを所有していました。

ただ、ちょっと風の強いゴルフ場に行く機会が続いたときに、球が浮きやすいという特徴が裏目に出てしまい、風に弱いと感じたシーンがありました。もう少し風に強くスピンが少ないモデルの方がいいのではないかと、「G410 フェアウェイウッド」から「SIM フェアウェイウッド」、さらに「EPIC SPEEDフェアウェイウッド」へ変えていったのです。

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「G430 MAX フェアウェイウッド」は球の上がりやすさや芯の広さ、球の曲がらないところが、何一つ不満がないと感じています。G410の良さは受け継がれていて、とにかくアゲインストに強いのです。

初めて使った時に、アゲンストが強いホールで240ヤードくらいで「風に負けちゃうだろうな」と思って打ってみたら、グリーン横までちゃんと届いたのです。G400やG410に感じていた風に弱い印象が解消されていると感じています。

実際に距離も出て、高さも出ます。なので、今は「G430 MAX フェアウェイウッド」がエースという位置づけです。

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2023年になってご存じの通りテーラーメイドとキャロウェイから新しいクラブが発表されました。テーラーメイド・キャロウェイと言えば、フェアウェイウッドの名器を作り続けているメーカーです。私も「SIM フェアウェイウッド」や「EPIC SPEED フェアウェイウッド」を使っていた経緯もあるので、やはり今年のモデルも気になったのです。

そこで「ステルス2 プラス フェアウェイウッド」と「パラダイム トリプルダイヤモンド フェアウェイウッド」の2本を購入。シャフトはヘッドの特性に応じて違うものを入れています。

2本目:テーラーメイド「ステルス2 プラス フェアウェイウッド」

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「ステルス2 プラス フェアウェイウッド」にはVENTUS TR RED 7-Sが入っています。

VENTUSというと私は黒とか青を使っていて赤のシリーズにはあまり縁がなく、少しスピード感があってつかまるイメージをVENTUSには求めていませんでした。たまたま私の生徒で60g台のSで打っている人がいて、想像しているVENTUS REDと違うような印象を受けたのです。ドライバーでは散々試打をしていますが、フェアウェイウッドにVENTUS REDを入れて打つシーンがあまりなかったのです。

フェアウェイウッドで打つと球は持ち上げてくれてつかまりますが、左のミスはないシャフトのような気がして、「ステルス2 プラス フェアウェイウッド」には「VENTUS TR RED」を入れてみました。

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もちろん「ステルス2 プラス フェアウェイウッド」なのですごく強い球がいきます。強い球だと浮きづらいのではないかとネガティブなイメージも湧きやすいんですが、そこをこのVENTUS TR REDがフッと球を拾ってくれる。実際にコースに出たときに高さも出してくれるのがこのシャフトのいいところだと思ったので導入しました。今コースで「G430 MAX フェアウェイウッド」と打ち比べています。
3本目:キャロウェイ「パラダイム トリプルダイヤモンド フェアウェイウッド」

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「パラダイム トリプルダイヤモンド フェアウェイウッド」は少し左にいく気がしたので、ロフトを-1°の17°に調整して少し右に向けるような工夫をしています。これ、飛びます。

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構えた感じは「EPIC SPEEDフェアウェイウッド」に近いような形状です。カチャカチャ(弾道調整機能)が付いているので少しネックが太いという違いはあると思いますが、球は拾いやすく初速は出るし強いし、EPIC SPEEDでいいなと思っている部分を、さらにバージョンアップしている感じがしています。

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シャフトはTENSEI PRO 1K WHITE 70Xが入っています。TENSEI 1Kはドライバーでロディオというドライバーや、オノフのドライバーを試したときに入れていたシャフトです。しなり方などが気に入っていますが、フェアウェイウッドに入れるのは初めて。素直な感じでしなやかに動いてくれる、ピンと戻ってきてくれる感じがするシャフトです。このイメージと「パラダイム トリプルダイヤモンド フェアウェイウッド」が合うかなと妄想して組んでみました。

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このシャフトの性能のおかげもあって、左に行く感じもしないし、つかまってくれる感じもあり、初速も出ます。

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今回紹介した3本は、どれも甲乙付けがたいいいモデルです。それぞれに特徴・強みがあって、最終的にどれを自分が選ぶのか。僕自身も楽しみにしているところではあります。機会があればお知らせしますね。

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※本記事はスポーツナビが独自で企画したものです。記事内の商品選定や評価はスポーツナビまたは出演者の方の判断にもとづいています。記事内で使用している商品画像はメーカーから画像・サンプルをお借りした上で使用、撮影しています。
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著者プロフィール

ゴルフメディアで活躍する識者たちが、人気のギアを徹底解説! ドライバーからアイアン、パターといったクラブ一式はもちろん、シューズやウェア、距離計など、ゴルファー必須のあらゆるギアをご紹介していきます。

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