表現を磨く宇野、2026年五輪を見据える鍵山、新たなジャンルに挑む三浦 日本男子を牽引する3人が新プログラムを披露
ビートルズの名曲で滑った宇野
「今年作るすべてのエキシビションが、ショートプログラムの候補だと思ってやっていますが…『これ(『Come Together』)をショート用に変えるのは難しいんじゃないかな』というのもあるので、可能性は低いと思っています」
ビートの効いたワイルドな『Come Together』に乗り、宇野は力強い表現をみせている。「自分でも滑るのが楽しみなプログラムになっています」と語った宇野の、表現に力を入れていくという強い意志が感じられた。
日本で唯一のプロスケーターチームによるアイスショー・プリンスアイスワールドでは、エンターテインメントのプロであるチームメンバーが圧巻の滑りをみせる。宇野は「今年もこのプリンスアイスワールドの一員となれて、すごく嬉しく思います」とした上で、チームメンバーに敬意を表している。
「試合とはまた違ったアイスショーならではの魅せ方というのが、僕もプリンスアイスワールドのメンバーを見習って演技できるように、頑張りたいと思います」
表現面にベクトルが向いている今の宇野には、プリンスアイスワールドチームのショーマンシップが輝いてみえるのかもしれない。
日本男子を牽引する3人が披露した新しいプログラムが来季どんな完成形をみせるのか、楽しみに待ちたい。