松坂大輔氏「一度は断った」始球式 “縁”感じる東京ドームで、引退後初マウンドへ

大利実

始球式には背番号18の新ユニホームで登場

引退後初めて西武のユニホームに袖を通しマウンドに上がる松坂氏。4月18日は始球式から注目だ! 【スポーツナビ】

――今季からライオンズのホームユニホームが、8年ぶりにリニューアルされます。4月18日の始球式では、松坂さんの象徴である背番号18の新ユニホームを製作し、着用することが決まっています。

松坂 球団の方からこの話を聞いたときは、素直に嬉しかったですね。また、18番のユニホームを着られる日が来るとは思っていませんでした。ただ、嬉しさと同時に、『まだ、自分が着ていいのかな?』という複雑な気持ちはあります。

――それは、どういう感情でしょうか。

松坂 もう引退している身ですから。今はライオンズの18番は空き番号になっていますが、それでも何か、申し訳ない気持ちはあります。

――リニューアルされたユニホームも、すでにご覧になられていると思います。レオマークが15年ぶりに左袖にプリントされるとともに、ユニホームの中心に伸びるラインには、ライオンズのこれまでの歴史を表す「Legend Line」がデザインされることになりました。

松坂 ぼくはシンプルなデザインのユニホームが好きなので、最初に見たときには『かっこいいな』と率直に思いました。シンプルでありながらも、インパクトがあるデザインですよね。

――始球式当日には、現役当時の18番のユニホームを着たファンも多く集まるのではないでしょうか。

松坂 いや、どうですかね。着てくれますかね。

――絶対にいると思います!

松坂 ひとりでも多くのファンが着てくれていたら嬉しいですね。強いボールを投げるのは難しいので、少しでもきれいな形で投げられるように練習します!

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著者プロフィール

1977年生まれ、横浜市出身。大学卒業後、スポーツライター事務所を経て独立。中学軟式野球、高校野球を中心に取材・執筆。著書に『高校野球界の監督がここまで明かす! 走塁技術の極意』『中学野球部の教科書』(カンゼン)、構成本に『仙台育英 日本一からの招待』(須江航著/カンゼン)などがある。現在ベースボール専門メディアFull-Count(https://full-count.jp/)で、神奈川の高校野球にまつわるコラムを随時執筆中。

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