ーー去年は2種登録ですが、改めてフロンターレへの入団が決まったことに対する思いはいかがだったのでしょうか？

　すごく嬉しい思いもありましたが、そんな思いもありつつ、ここからもっと頑張らないと試合に出られないとより気が引き締まった感じです。1年目からどんどん出てやるという思いは当然ありましたし、それに向けてユースのときから準備していかないといけないなと思っていました。

ーーよくフロンターレに入る選手は周りがうまくて最初は苦労すると聞きます。

　本当に大変でした（苦笑）。キャンプのときは変に考え過ぎてしまって自分のプレーが全然できなかったというか、こうしなきゃとなり過ぎて頭も疲れるし、身体も全然思った通りに動かない感覚がありました。プレースピードが速くて、それに対して次の動きを考えておかないといけないので、目まぐるしく状況が変わることですごく疲れるんです。

ーーただ、そういう場所でトレーニングをしていくからこそいろいろと身に付くものがありそうです。

　本当に目の部分で言えば、やっと慣れてきた感じがします。他のチームと対戦してもフロンターレのポゼッション練習を経験していると少し周りが見えてくるので、そういう意味では大きいですね。練習もめちゃくちゃ狭いエリアでやるんですけど、最初はもう全然周りが見えなくて、どうすればいいかわかりませんでした。ただ、そこも少しずつ慣れてきたので、試合になると周りが見えるようになります。

ーーすでに公式戦に出場していますが、自分の中でどんな目標を掲げて今季スタートした感じでしょうか？

　まずは第一歩目の目標としては試合に出るというものがありましたけど、そこのステップがクリアできたらリーグ戦でもカップ戦でもどこかでスタメンで出ると。そこもクリアできたら次は連戦でスタメン出場できるようにと、段階ごとに目標を立てていた感じです。ここまでは本当に運がいいなという感じです（笑）。

ーープロの舞台で戦い始めてどんなことを感じていますか？

　課題のところで言えば、ものすごくあります。負けている状況でちょっと焦って空回りし、プレーを急いでしまったり、周りが見えなくなってしまったりするところがまだあるので、そこは課題としてあります。手応えがある部分としては、戦うところは多少やれているのかなと。特にそこがないと自分は駄目だと思うので、今後も大前提としてやっていかなければいけないと思っています。1対1はもっとできると思いますけど、そこは一つの武器だと感じていますし、あとはやはり球際や戦う姿勢、そういうところを見てほしいです。

ーーチームメイトにはリーグでもトップレベルの選手が揃（そろ）っています。学ぶべき選手も多いですか？

　本当に練習からすごく周りの選手を観察していますし、毎日が勉強になるのですごくいい環境にいるなと思います。アキさんとかは（紅白戦などで）毎日挑んでも届かないというか触らせてもらえないので、どうすればいいのか考える日々です。身体の強さだけでなく、状況判断能力がすごく高いので、食いつかされてる感じがあってやりづらいです。左サイドならアキさんで、右サイドだったらマルシーニョと対峙するので本当に練習からいい経験ができています。止められたらすごく自信になると思いますけど、なかなかうまくいかないです（笑）。

ーーここまでのチームの戦いはどのように振り返っていますか？

　あまり勝てていないので勝ちたい気持ちがあります。自分が入ったときにもっと状況を変えられるような選手になりたいのですが、まだその実力がなくて悔しい思いが強いです。チームの苦しい時間帯や押し込まれている時間帯に自分が出て、そういう状況を一気に打開できるような選手になりたいです。

ーー今年はルヴァンカップのグループステージからチームが出場することもあり、若手にも出場機会があると思います。ここで見せなければいけないという思いは強いですか？

　それはすごくあります。ここでいいプレーができれば、次のリーグ戦にも関わっていけると思っているので大事にしていきたいです。

　4月19日（水）清水エスパルス戦（19:00／等々力陸上競技場）に750組1,500名様を抽選でご招待！　スポーツナビアプリをダウンロードし、川崎フロンターレタブを登録すると、川崎フロンターレタブよりお申し込みいただけます。

■受付期間
2023年3月22日（水）0:00～2023年4月2日（日）12:00

■応募対象
スポーツナビアプリをダウンロードし、川崎フロンターレタブを登録した方
※すでにアプリをダウンロード済み、タブ登録済みの方も応募可能です

■応募方法
①スポーツナビアプリをダウンロード
②「川崎フロンターレ」タブを登録（登録方法は下記参照）
③「川崎フロンターレ」タブトップの【無料招待申し込み】にアクセスし、応募フォームからエントリー