特別企画:Jリーグ注目カードスコア予想

佐藤寿人&槙野智章がJ1第5節をズバリ予想 上位対決を制するのは名古屋、京都は3連勝で一気に首位戦線へ!?

構成:YOJI-GEN
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名古屋対FC東京で佐藤氏が注目するのが、古巣との対戦に燃える名古屋の永井(左)。一方槙野氏は、好調・京都からFW木下(右)を今季のブレイク候補に挙げた 【写真:長田洋平/アフロスポーツ、写真:森田直樹/アフロスポーツ】

 1試合の結果や大会成績を予想するスポーツくじ『WINNER』。スポーツナビでは、元Jリーガーの佐藤寿人さんと槙野智章さんにご協力を願い、J1リーグの試合結果を3週にわたって予想していただく。第3回目のピックアップゲームは、J1第5節から名古屋対FC東京、横浜FC対京都の2カード。『データスタジアム』社が開発した対戦予測シミュレーションによる、全9カードの予想も含めて、『WINNER』を楽しむ際の参考にしていただきたい。

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J1リーグ第5節 佐藤寿人さんのスコア予想

【YOJI-GEN】

 2位の名古屋と5位のFC東京。ともに良い状態で迎える上位対決ですから、非常に競った好ゲームになりそうな予感がしています。

 ここまで失点わずか1の名古屋は、前節の柏戦(3-0で勝利)と同じように、しっかりと自陣に5枚+4枚のブロックを作って、まずはスペースを埋めてくるでしょう。高い位置から奪いに行ってかわされると、どうしてもFC東京の推進力が生きてきますからね。必然的にFC東京は足元でつなぐプレーが増えてくるはずで、若干のやりにくさを感じるのかなと思います。

 アルベル監督の掲げるサッカー観を考えても、よりボールを保持しようとするのはFC東京だと思いますが、それに対してブロックを作って守る名古屋は、逆にボールを持ってもらった方が戦いやすいのかもしれません。

 昨季も横浜F・マリノスと並んでリーグ最少失点(35)の名古屋ですが、米本拓司選手が湘南への期限付き移籍から復帰し、稲垣祥選手とのダブルボランチを固定できたことで、より守備ブロックに隙間がなくなった印象があります。それに加えて、1トップにキャスパー・ユンカー選手が入ったのも大きいですね。彼は足元で受けるだけでなく、相手DFの背後も取れるし、セカンドボールを上手く回収して、2シャドーの永井謙佑選手とマテウス・カストロ選手に、前を向いてプレーさせることもできる。奪ってから攻撃に出て行くトランジションの部分が、昨季以上に良くなっています。

 なかでも名古屋で期待したいのが、永井選手。昨季途中の加入ですでにチームにフィットしていますし、ここまでの試合でもユンカー選手が作ったスペースに上手く入り込めています。古巣相手ですし、きっとモチベーションも高いでしょう。

 一方のFC東京では、前節の横浜FC戦でも左サイドからの仕掛けでアクセントになっていた18歳のルーキー、俵積田晃太選手に注目しています。彼が対人に強いCB野上結貴選手らが待ち構える名古屋の右サイドを攻略できれば、ビッグチャンスにつながるはずです。

 スコア予想は正直、悩みます。1-1のドローも十分あり得ますが、ここはホームの名古屋が2-1で勝利すると予想します。名古屋お得意の1-0も考えましたが、FC東京も前線に決定力がありますからね。おそらくゼロに抑えるのは難しいだろうという見立てです。

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