堀口恭司、注目の大みそか決戦を語る「自分がフィニッシュして決めるところを見てほしい」
日本を代表するMMAファイターの堀口恭司だが、今回はBELLATORチームの一員としての出場となる 【(C)AbemaTV,Inc.】
フライ級の中でもパワーがあって、 倒したり極めたり…
「RIZIN.40」で行われる「RIZIN vs. BELLATOR全面対抗戦」で、堀口恭司と扇久保博正が対戦する 【写真:Motoo Naka/アフロ】
それでいうと全部ですよね。いろんなことを全部合わせてこの試合が成り立っているので、どれが重要というよりは、もう全部重要です。
──では一つずつお聞きしていきたいと思います。まず今回からフライ級での出場となりました。現状、フライ級での動きや体調に関してはいかがですか?
あまり変わりなく動けてますね。やることも、減量に入る前にダイエットしたぐらいであまり変わらないので。まあバンタム級より4キロ軽いので、減量は今までより少しキツいですけど、もともと減量はキツいものなので(笑)。
──今は通常体重からだと何キロぐらい落としてるんですか?
ダイエットも含めてだと結構ありますよ。8キロぐらいとか。10キロ近いですね。
──それは結構な幅ですね。あらためて、フライ級への思いというのは?
フライ級はスピードが他の階級と違うと思うので、そこを見てください。自分はその中でもパワーがあって、倒したり極めたりできると思うので、そこを楽しみに見てほしいですね。
3度目の対戦は「全く違う相手として見ています」
扇久保選手(写真左)は「グラップリングが得意な選手だなとは思ってたんですけど……」 【写真:Motoo Naka/アフロ】
変わらないですね。まあやることは変わらないですけど、見え方として裏切っちゃったみたいになってるなと(笑)。ただ、BELLATORの一員として勝ちたいという気持ちはあります。光栄にもそこに選ばれているので、しっかりと役目を果たしたいなとは思います。
──ではBELLATOR側を代表して、BELLATOR勢の強さというと?
いやあ、今回のメンツは全員がBELLATORのトップなので、すごいメンバー連れてきたなと思いますよね。RIZINさんもチャンピオンを選んでいるので、「そこをぶつけるんだ!」って素直に驚きました。やっぱり対抗戦として、そこの楽しみはありますよね。こんな世界的な規模で各団体のチャンピオン同士をぶつけるって、今までなかったことですから、そこがすごく面白いんじゃないかなと思います。
──BELLATOR代表のスコット・コーカーさんによれば、今回を皮切りに2大会で対抗戦を行いたいという話ですが……。
そうなるとやっぱり勝負事なんでね、先手必勝で、ここでしっかり勝ちを取っておきたいですよね。
──その一員としての対戦相手が、扇久保選手となったわけですが、3度目の対戦が決まったときにはどう思いましたか?
「またやるのか」とは思いましたけど、向こうも対策練習とかしてきて自分の穴だったりを見つけてきていると思うので、全く違う相手として見ています。
──以前に勝っている相手との対戦は「メリットがない」と言って受けない選手もいると聞きます。実際、傍目には堀口選手にはメリットがないように見えますが……。
まあ扇久保選手がしっかりと自分への挑戦者を決めるトーナメントで優勝してきているので、挑戦権がありますからね。やると決まったからにはやるしかないという感じです。
──1回目が2013年、2回目が2018年で、そこから4年経って2022年に3度目。節目節目に現れる相手という気がしませんか?
「現れる」ってどういうことですか(笑)。まあ「また来たか」とは思いますけど、狭い世界だし、その中でお互いに同じもの、トップを目指してるんで、そりゃあ当たることもあるよなと思うんで。
──過去2回の対戦を振り返ると、堀口選手にとってはどういう相手でしたか?
グラップリングが得意な選手だなとは思ってたんですけど、今回はすごく研究もしてると思うし、打撃もすごく練習しているようだし、自分の弱点も前よりは見えていると思うんですよね。もともと強い相手だし、そこらへんを加味するとさらに強いと思っていて、何かミスすると負けると思っているので、しっかりミスなくやりたいなと思ってます。