ベスト8進出チームの特徴をデータで分析 W杯決勝に勝ち進むのは?
熱戦が続くFIFAワールドカップ2022 【Getty Images】
※本コラムのデータは各チームのラウンド16までの4試合を対象とする。
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8強で最も攻撃的なブラジル、クロアチアは「高さ」と「左サイド」に注目
【データスタジアム株式会社】
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8強の中で最も攻撃的なスタッツを残しているブラジル。ここまでの得点はポルトガルとイングランドの12点には及ばないが、シュート数や枠内シュート数、ペナルティエリア進入回数といったゴールに直結するようなプレーは最も多い。また、シュートのパターンに偏りが少なく、途中出場選手のシュートも多いなどバランスのよいチームとなっているため、ブラジルが攻める展開が多くなることが予想される。
一方のクロアチアは敵陣での空中戦勝利数が多く、ブラジルは自陣での空中戦勝率が低い数字となっている。選手別では日本戦でもヘディングでゴールを決めたイヴァン・ペリシッチの勝利数が多いため、クロアチアは彼を中心とした空中戦を多く仕掛けるのも手か。攻撃サイドに注目すると、クロアチアは左サイドからのラストパスが多くなっており、対するブラジルは被シュート数は少ないものの、割合としてはそのサイドからの被ラストパスが多い傾向が出ている。前述したペリシッチは左ウイングのプレーヤーであり、このサイドでのプレーはこの試合の見どころと言えるだろう。
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最も相手から攻められてないアルゼンチン
【データスタジアム株式会社】
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ここまでの4試合すべてで得点を奪っているチーム同士の対戦。対戦相手の影響もあるが、アルゼンチンは被シュート数や被ペナルティエリア進入回数が圧倒的に少なく、最も相手から攻められてないチームと言える。今回対戦するオランダはシュート数やペナルティエリア進入回数は多くなく、少ないチャンスをモノにしてきたチームであり、アルゼンチンの攻撃、オランダの守備のデータを見てもアルゼンチンのチャンスシーンが多く、オランダがカウンターを中心に攻めるという展開が予想される。
注目データとして、オランダの被ショートカウンターの多さを挙げたい。ビルドアップの場面でのミスや、前に攻撃を仕掛けようとしたタイミングで悪い形で失う機会が多くあるため、これを改善できるかはポイントで、アルゼンチンとしては狙いどころとなるだろう。
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