「野球に興味を持つ方法」「妻の機嫌の直し方」 ロンドンブーツ･田村亮が掛布雅之に悩み相談
ロンブー亮さん、スポナビに物申す？
ロンブー亮 あの、掛布さんが人生相談に乗ってくださるってことで呼ばれたんですけど……僕、悩んでるように見えたのかなって思いまして。「亮、どうせ悩んでるやろ」で呼ばれたと思ってて。
掛布 いやいや、そんなことありません（笑）
ロンブー亮 だって僕、野球そんなに詳しくないんですもん！ 悩みが多そうだから呼んだわけではないですよね？ そこ確認しますよ？
ロンブー亮 掛布さん、どうすれば野球にもっと興味が持てますか。もっと野球を知って、面白いと感じるようになりたいです。
掛布 これは難しいんですけど。今の野球ファンは「個人」よりも「チーム」を好きな人が多いです。でも特別に好きな選手を自分なりに見つけて、そこから興味を持っていくことがいいと思います。例えば村上（宗隆）くん。いまピッチャー有利の野球界で、あの世界の王貞治さんの記録（シーズン55本塁打）を破ろうとしている。それも22歳で（※収録後、村上はシーズン56本塁打を達成、三冠王も獲得）。しかも負けているチームで三冠王を取るのと優勝するチームで三冠王を取るのとは全然違うんです。
ロンブー亮 どういうことですか？
掛布 相手のマークが厳しくなるでしょ？ それでこの数字を残すってことは、すごいことなんですよ。
ロンブー亮 なるほど！
掛布 村上くんを深掘りすると、次はヤクルトというチームに興味を持ちますよね。そしてヤクルトが阪神と対戦するときに、例えば阪神の藤浪晋太郎というピッチャーが出てきて抑えたら「あの村上を抑える藤浪ってどんな選手なの？」となる。
グラウンドには銭が落ちている!?
ロンブー亮 たしかに僕でも楽しめますもん。
掛布 そして野球に興味をもったら、一度甲子園球場に来てください。
ロンブー亮 やっぱり生で観ると違いますか。いま阪神なら誰に注目すればいいですか？
掛布 佐藤輝明選手ですね。佐藤がどんなホームランを打つんだろうとか、佐藤が打てないとき阪神ファンはこんなひどいヤジを飛ばすんだ、とか。
ロンブー亮 それはあんまり聞きたくない（笑）
掛布 それも野球なんです。最後は応援がヤジをかき消すから大丈夫です。僕らの時代なんて「なにコラ！」ってファンと言い合いになりました。10円玉とか5円玉を投げてくるんですよ。
ロンブー亮 それファンじゃないですよ（笑）
掛布 平田勝男が「掛布さん、ほんとにグラウンドにお金が落ちてるんですね」って言って「ばかやろう」なんて（笑）
「僕が写真週刊誌に撮られたときは……」
掛布 ああ～これは僕もね。現役時代、写真週刊誌に撮られたりして、けっこう落ち込んだ時期がありました。
ロンブー亮 やっぱり帰りづらいですよね。僕は逆に“家にいなきゃいけない”って状態だったので……。
掛布 僕の場合、まず最初に謝りました。前もって球団に「こういう記事が載ります」と連絡がありますから、発売の前の日に「申し訳ない」と。「本当にすみません」と。
ロンブー亮 （苦笑）
掛布 でも最近はけんかをすることもないです。共通の趣味でゴルフをしたり、韓国ドラマを見たり。
ロンブー亮 あ～、それはウチの奥さんも完全にハマってます！ 『愛の不時着』とか。
掛布 ほかにも『IRIS』っていうスパイものとか。亮さんもぜひ見てみてください。そういう共通の趣味や話題があれば、（夫婦仲は）全然問題ないと思います。