特集:世界卓球2022

伊藤・早田のツインエース擁する日本女子 目指すは中国超えの世界一のみ

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 9月30日より中国・成都で開催される世界選手権団体戦。2020年大会が新型コロナウイルスの影響によって中止となり、今大会は2018年大会以来4年ぶりの団体戦開催となる。日本女子は2014年大会から3大会連続で決勝に進んでいるが、そのすべてで中国に敗戦。敵地・中国で1971年大会以来の世界一に挑む。

石川、平野不在もタレント揃いの日本女子

リザーブとして過ごした東京五輪を経て、飛躍を遂げた早田 【写真:森田直樹/アフロスポーツ】

 今大会の日本女子は選考会で代表権を勝ち取った早田ひな、伊藤美誠、木原美悠、長崎美柚、佐藤瞳というメンバー構成。東京五輪団体戦に出場し、銀メダルを獲得した石川佳純、平野美宇が選考会で敗れて代表を外れたが、それでも充実したメンバーが揃い、日本女子の層の厚さ、代表争いの熾烈さがうかがえる。実力的にも中国に次ぐポジションにいる日本女子が目指すのは、中国を破っての優勝だ。

 その中で中心となるのは世界ランキング5位の早田と同6位の伊藤。伊藤、早田ともにアジア勢、ヨーロッパ勢のどちらにも強く、苦手なタイプも少ないのが大きな強みで、優勝へ向けてチームを牽引する。特に早田はWTTでも立て続けに上位に進出するなど目覚ましい活躍を続けており、世界ランキングを一桁台にまで上げた。石川、平野が不在の中でも伊藤と形成するツインエース体制は強力だ。
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