特集:世界卓球2022

丹羽欠場、代役も立てられず 2大会ぶりのメダルへキーマンは?

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 9月30日より中国・成都で開催される世界選手権団体戦。2020年大会が新型コロナウイルスの影響によって中止となり、今大会は2018年大会以来4年ぶりの団体戦開催となる。前回の2018年大会では準々決勝で韓国に敗れ、6大会ぶりに世界選手権団体戦のメダルを逃す結果となった日本男子。再び世界でのメダル獲得に挑む、日本男子の戦いを占う。

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大会直前に丹羽孝希が欠場。3人が世界選手権団体戦初出場

張本は世界選手権団体戦で初のメダル獲得に挑む 【写真:森田直樹/アフロスポーツ】

 東京五輪混合ダブルスで金メダル、団体戦では銅メダルを獲得するなど、長く日本男子を牽引してきた水谷隼が昨年現役を引退。今大会の日本男子は代表5人のうち、3人が初の世界選手権団体戦出場という顔ぶれ。さらに、出場経験のある2人のうちの1人で、過去4度世界選手権団体戦に出場している今大会の代表最年長・丹羽孝希が大会直前にインフルエンザ陽性と診断され、欠場となるアクシデント。中国への入国ビザの取得が難しい状況もあり、代替出場者を立てることもできず、当初より少ない4人でメダル獲得に挑むこととなった。

 当然、経験不足ゆえの脆さもあるが、爆発力がチームとしての最大の魅力だ。日本男子の田㔟邦史監督も「今後、『自分が日本を引っ張っていく』という気持ちを持った選手が現れてほしい」と今大会のメンバーに期待を込める。

 チームを引っ張るのは、唯一の世界選手権団体戦出場経験者で、今大会が2度目の出場となる張本智和。中学3年生で初出場となった2018年大会では勝負所で勝ち星をあげられず、団体戦特有の難しさを味わった。あれから4年、張本自身も「日本のエース」としての自覚は強く持っている。重圧を跳ね除け、堂々たる戦いぶりを見せてほしい。

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