『テクノロジーとの融合で加速する、スポーツ産業の拡張』 INNOVATION LEAGUE 2021受賞各社がスポーツ庁 室伏長官と語り合う!
【INNOVATION LEAGUE】
【INNOVATION LEAGUE】
本記事ではINNOVATION LEAGUE 2021受賞各社とスポーツ庁 室伏長官によるディスカッションの様子をお届けしながら、議論の中で見えてきたスポーツ産業拡張のヒントをお伝えしたい。
体験のデザインを通じて、スポーツ実施率向上にも寄与して欲しい
また「6割以上の来場者に応援グッズが行き届いた一方で、謎解きを全てクリアした人は20名程度に留まった。告知とサービス体験の導線を改善していきたい。」と改善点を挙げ、室伏長官からは「スポーツ庁はSports in Lifeという日本国民の運動実施率を上げる取り組みを行っている。休日ハックのサービスを通じて、人々の日常や休日にスポーツ実施の選択肢が増えることを期待したい」とエールが送られた。
【INNOVATION LEAGUE】
音声配信でマイナースポーツの魅力の更なる発信を
「試合を見ながら、音声配信を通じて選手のキャラクターやストーリー、チームが取り組んでいる地域貢献活動について知ることで、よりリッチな観戦体験を提供することが可能。これまで様々な競技でアンケート調査を実施し、9割以上の方に『試合観戦が楽しくなった』『選手やチームが好きになった』という回答をいただいた。」と取り組みの成果を伝えると、室伏長官は「パラリンピックの種目も含め、まだまだ知られていない競技が沢山ある。日本は種目が偏ってしまう傾向にあるので、そうしたマイナー競技の多様な魅力を届けて欲しい」と、特にマイナー競技への貢献に期待を寄せた。
【INNOVATION LEAGUE】
新技術でファンコミュニティを活性化・拡張するフィナンシェ
室伏長官からは「コミュニティが盛り上がることで、トークンを持っているファンにもメリットがある点が非常に面白い。運動やエクササイズ、食事や睡眠、コンディショニングなど全て引っくるめてスポーツなので、コミュニティに対してそういった体験の機会が提供できると尚嬉しい。」と、更なるリクエストも投げかけられた。
【INNOVATION LEAGUE】
世界初の医療・スポーツ・ヘルスケアサービスの実現に期待
今後、同社はコンディショニングだけでなく、ファンエンゲージメントにもデータを活用していくとのこと。「涼しい顔して走っているあの自転車選手も、乳酸が溜まっていて疲れているんだな、とか。競技の凄さをわかりやすく伝えるチャレンジにも取り組んでいきます。」と意欲を覗かせた。
【INNOVATION LEAGUE】
スポーツを通じて、世の中の女性が抱える課題の解決を。
室伏長官は「月経も大きな枠組みではコンディショニングの一部。自分のピークパフォーマンスを発揮するために、月経の仕組みやタイミングを正しく理解して、逆に利用するくらいの状況まで持っていけたら女性アスリートの可能性はもっと広がるのではないか。」と、今後の「1252プロジェクト」の更なる情報発信と活動のバックアップを約束した。
【INNOVATION LEAGUE】
企業スポーツの価値向上に貢献する「Player!」
室伏長官は「パラリンピックの競技やマイナー競技の魅力を発信していく部分への貢献も是非期待したい。Player!には大学スポーツの盛り上げにも、引き続き貢献していって欲しいと考えています。オンラインイベントなどお声掛けいただければ、私も喜んで出演させていただきます。」と、同社の取り組みを改めて讃えた。
【INNOVATION LEAGUE】
大学スポーツが、真に日本社会に貢献するために。
筑波大学アスレチックデパートメントでは部活動を通じて培われた能力・コンピテンシーを認定するような制度の立ち上げも検討しており、部活動の価値を再定義する取り組みには引き続き注目だ。
【INNOVATION LEAGUE】
スポーツとテクノロジーの融合で社会課題の解決を
【INNOVATION LEAGUE】
ランニング以外でも、通学時の道標や病院等の施設内で順路を示す機能など、スポーツとテクノロジーを起点に誕生した「Project Guideline」は、今後様々な拡がりを見せてくれそうだ。
【INNOVATION LEAGUE】
INNOVATION LEAGUEは今年度の成果と課題を踏まえ、スポーツビジネスの拡張をより一層推し進めて参ります。本記事を読んでくださった皆様と、協業できる日を楽しみにしています。
執筆協力:五勝出拳一
『アスリートと社会を紡ぐ』をミッションとしたNPO法人izm 代表理事。スポーツおよびアスリートの価値向上を目的に、コンテンツ・マーケティング支援および教育・キャリア支援の事業を展開している。2019年末に『アスリートのためのソーシャルメディア活用術』を出版。
- 前へ
- 1
- 次へ
1/1ページ